CALENDAR
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728    
<< February 2017 >>
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
ARCHIVES
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS

Interior

日々の内側
copyright sumigon all rights reserved
帯留、その後

17-0228-1.jpg

「きものじごく」に足を踏み入れて以来、つくづく思うことがある。昨秋行った帯留展は、かなりレベルの高い(もちろん私の価値観で)ものであった、と。あの時は現在の自分など全く想像しておらず、個性豊かな作品たちを、もっとじっくり見ておけばよかったと悔やんでいる。

私はアクセサリーらしきものをほとんど身に付けない。常につけるのはピアス・・・それもたいていは小さいスタッドタイプのもので目立たない。手首が出る季節にはブレスレットをつけたりはするが、ネックレスやリング(指輪)は一年を通じてほとんどつけない。

きものを着ることになっても、それは同じだろう。となると、帯留は唯一のアクセサリーとして重要な存在になる。もちろん常に帯留を使うことはないだろう。帯〆は「冠(ゆるぎ)組み」と言われる組み方が一番好きなので、三分紐(帯留に使う細目の紐)は出番は少ないかもしれない。しかし、だからこそ、気に入った帯留をいくつか用意しておきたいと思っている。

ところが、探してみるとこれがなかなかないのである。翡翠やら珊瑚やら象牙やらで作られているやたらと豪華で古くさいものならいくらでもある。だだし、値段はべらぼうに高い。かと思うと、ひどく子どもっぽくて、いかにも安っぽいものもたくさんある。私が手に入れられるくらいの値段で、使いかってがいいものとなると探すのが大変なのだ。

今はあれこれ揃えなければならないので、帯留にはあまり金をかけるわけにはいかない。オオカミもいることだし。ということで、オオカミの十分の一くらいの値段のものを2つだけ、手に入れてみた。値段は安いが安っぽくはみえないと思うし、リーズナブルなものを上手く使うのも腕の見せ所?

両方とも長方形。小さい方はスモーキークォーツで台はシルバー。ヤフオクで手に入れたのだが、中古だし傷のひとつやふたつはあるだろうと思っていたが、ほぼ新品のようだ。スモーキークォーツは好きな石で小さなリングを持っている。

大きめの方は、絹地に日本刺繍が施されているもの。これは今流行の(?)手作りサイト(minnneとかcreemaとか)に作品を出している人のもので、絹糸の上品な光沢が気に入った。モノクロ写真なので色がわからなくて申し訳ないが、紅葉=赤やオレンジ色の常識にとらわれないところが気に入っている。深い緑色の絹(たぶん縮緬)に白練色とでもいうのだろうか、かすかにグレーがかった白で紅葉。アイボリーで小さな葉を3つ。葉柄は細い金糸である。周囲を濃紺で縁取り、全体をすっきり引き締めているあたりは作り手のセンスだろう。

いずれも思いがけず手ごろな値段でゲットできて満足している。そして・・・以前からもくろんでいた、手持ちのボタンを帯留にする計画を実行中。だいぶ前、アンティークのボタンに凝っていた時期があり、使う目的を考えずに気に入ったものを手に入れていたら、かなりの数になってしまった。その中から、帯留にしてもよさそうなものを3つピックアップしてみた。ボタンを生地に留めるシャンクを切り離せるものを選び、帯留用の金具を入手。器用な家人がシャンクを切り離してくれ、接着剤も買ってきてくれたのであとはくっつけるだけ〜

葉のような線が掘られているものは、厚みのある黒蝶貝。その右側は彫金されたフレームに白蝶貝をはめ込んだもの。下は古びて黒っぽくなった真鍮色の金属で6つある花の中心部は少し違う色になっている。大きさは径3センチくらい。今まで何かに使おうと思っていたものの出番がなかったボタンたちに活躍する場ができれば嬉しいと思っている。

17-0228-2.jpg

| - | 15:05 | comments(2) | - |
「あなたに続く森」

17-0227-1.jpg

先週のことになるが、銀座のポーラミュージアムアネックスで開かれていた個展「あなたに続く森」を見に行ってきた。青木美歌さんという若い女性作家が作りだした作品は、どれも無色透明なガラス。植物の細胞や羊歯の胞子や様々な菌類を思わせ、目には見えないが確かに行われている静かな生の営みを感じさせた。

スポットライトを効果的に使った展示は、作品そのものだけでなく、光を通して描かれる影が美しかった。私はどういうわけか物の影に心惹かれることがあり、ともすると実体の方を見ることが疎かになりがちだ。先日もそんな感じで、影に見とれてふと視線をそらせると作品があり、あらためてその繊細な構造に驚かされることもあった。

ガラスは儚さを感じさせる素材だ。ましてや少し触れたらポキッと折れそうなデザインであれば、なおさらである。しかし、その儚さから危うさは感じられない。ひとつひとつから生命感ある輝きを放ち、確かなものとしてそこにあった。

アート作品を見るとなると、どうしても美術館が中心になってしまう。が、気鋭の若手の作品は小さなギャラリーの個展に行かなければなかなかお目にかかれない。もう少しアンテナを広げてみようかな、と思っているところだ。

17-0227-2.jpg

17-0227-3.jpg

 

| - | 16:51 | comments(0) | - |
PHOTO WEEK・・・春遠からじ<7>

17-0226.jpg

年末に植えられた葉牡丹も、「春よ、来い!」と首を伸ばしている。もう少しだね・・・

| - | 07:46 | comments(0) | - |
PHOTO WEEK・・・春遠からじ<6>

17-0225.jpg

自家用に育てられたとおぼしき白菜も、残すところ2つのみ。次は何を・・・と楽しみにしているところ。

| - | 05:43 | comments(0) | - |
PHOTO WEEK・・・春遠からじ<5>

17-0224.jpg

うぶ毛におおわれたコブシのつぼみがふくらむと・・・もうすぐ春! 

| - | 06:45 | comments(0) | - |
PHOTO WEEK・・・春遠からじ<4>

17-0223.jpg

「そこのみにて光輝く」という小説がある(映画化もされた)。春めいた陽射しに輝く白梅を見ていると、自然とその作品のタイトルを思い起こす。

| - | 05:50 | comments(0) | - |
22日は猫に語らせる日・・・2月担当:ダイスケ

17-0222-1.jpg

みなさん、おはようございます。ダイスケだよ。まだまださむけど、おそとにいたときにくらべたら「てんごく」みないだとボクはおもっているの。ひるまは、「けーじ」のうえにおいてもらった「まざーぼーる」のなかにはいって、のんびりおひるねしているよ。とろけそうなくらい、きもちいの。すみごんが、「だいちゃん、ほんとうにきもちよさそうなかおしてねているね」っていってるよ。

きょうは「ねこのひ」なんだってね。きのう、ちゃいろいおばちゃんがおしえてくれたよ。きょねんの「ねこのひ」のとうばんは、ふくちゃんだったんだってね。ふくちゃんは、ことしもじぶんのばんかとおもっていたのにボクだったから、ちょっときげんがわるくなったよ。「あんた、1かいおやすみするといいもんね!」とかいってたの。でも、すみごんが「ふくちゃん、よくばらないの!」っていってくれたの。よかった!

くろっぽいおばちゃんとは、いまも「けんあく」だよ。でも、おばちゃんのほうが、ボクのことをいっぽうてきにきらっているだけなの。ときどき、いやーなめつきでボクをみるので、ボクだってきぶんわるくなっておいかけたりしちゃうの。きのうは、とおりすがりに「あんた、こんしゅうは“ふぉとういーく”だから、あんたのぶろぐとうばんはなしになるかもね」なんていうんだよ。いじわるなの。

それから、ボク、さいきんよるのあいだは「けーじ」にとじこめられてるの。ボクがいると、あけがたくらいに「もめごと」がおこって、くろっぽいおばちゃんが「そそう」をしちゃうから、って。いままで、なんども、おっさんのふとんに「そそう」をして、すみごんが「せんたっき、5かいまわした」となげいていたよ。おっさんもおこって、「まーちゃんとは、くちきかない!」っていってたけど、すこしするとまた「まーちゅわぁぁん!」ときもちわるいこえでごきげんとりしているの。

ボクだけとじこめられて、「ふこうへい」だとおもうの。でも、すみごんが「だいちゃんは、けーじになれているでしょ?がまんしてね」っていうの。そして、「けーじ」の2だんめに「あんか」をおいてくれて、したには「トイレ」と「みず」をおいてくれるの。ボク、このいえにきたばかりのときは、「けーじ」のなかのだんぼーるのはこにとじこもっていたから、いやじゃないけど・・・

ふくちゃんは、「あんたは、このいえでいちばんの“しんいり”なんだから、そんなことくらいがまんするもんね!」っていうの。ふくちゃんはじゆうにあっちこっちいけていいけどさ。でも、すみごんが、いつも「だいちゃん、おとなしくねていてえらいね!」っていって、ボクだけおいしいおやつをくれたりするの。だから、ボクがまんしているの。

あのね、ふくちゃんはね、とってもおもたいんだって。このあいだ、すみごんがだっこしたとき「うわー!おもい!こしがわるくなりそう!」っていってたよ。おんなのこなのに、ボクよりおもいよ。にんげんがたべているものをなんでもほしがって、もらっているからおもたくなったとボクはおもうの。ボクは、じぶんのごはんがおわったら、「ケージ」のうえにいっておそとをみはっているよ。すみごんが「だいちゃん、えらいね。“くち”がきれいだね。だいちゃんのおかあさんはしつけがよかったんだね」っていってくれたの。ボク、かあさんのことをほめられたからうれしかったの。いまごろどうしているのかな。

らいげつは、このごろ「ぺっとくりにっく」にかよわなくてよくなった、ちゃしろのおばちゃんのばんだよ。さいきん、すみごんにだっこしてもらいたくて、てーぶるのうえをうろうろしていることがおおいよ。おとしよりになると、ねこも「あまえんぼ」になるのかな。じゃ、きょうはこれでおわりにするよ。またね!

17-0222-2.jpg

| - | 07:02 | comments(4) | - |
PHOTO WEEK・・・春遠からじ<3>

17-0221.jpg

幼子の歩調に合わせて、ゆっくり、ゆっくり歩く母。一歩一歩、春に向かっていくような。

| - | 06:33 | comments(0) | - |
PHOTO WEEK・・・春遠からじ<2>

17-0220.jpg

風は冷たくとも、光はもう春の気配。

| - | 05:55 | comments(2) | - |
PHOTO WEEK・・・春遠からじ<1>

17-0219.jpg

ほとんど手入れされていなくても、ほとんど誰にも見られくても、去年の葉の間から今年の花が顔を出す。かくありたいと願いつつも、人は植物ほど強くないと思う今日このごろ。

| - | 08:16 | comments(0) | - |
SPONSORED LINKS