10月も今日で終わり。ようやく秋らしい気温が続く今日このごろ、大気が澄んできたのがよくわかって、冬好きとしては嬉しい季節の到来である。
嬉しいは嬉しいのだが、寄る年波を実感する我が身体にとってはいろいろ気を使わねばならない季節でもある。加齢による不具合は人によってまちまちだと思うが、ここ3年ほど感じているのが神経系と皮膚の不調だ。梅雨時にも出がちなのだが、肋間神経痛、座骨神経痛、膝の神経痛が寒くなると少しずつ出てくる。かなり前に骨折した右足親指も時々しくしく痛む。
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皮膚が弱いということはなかったのだが、やはりここ数年悩まされることが多い。3年前はやたらと身体中が痒くなって背中をかきこわし、ボロボロ状態になってしまった。もっともそれは春から始まった症状なので気温低下とはあまり関係ないと思う。皮膚科にも行って保湿ローションを処方されたが、皮膚表面の問題というよりも身体の中で痒みを引き起こす物質があばれているといった感覚があった。秋ころには一応症状は軽くなったが、背中の傷跡は翌年まで残り襟ぐりがあいた服を着ることができなかった。
痒みは今のところ治まっているが、次に現れたのが手の「しもやけ」。ここ3年ほど気をつけているつもりなのに何本かの指がやられる。一昨年は右手、昨年は左手が中心。第一関節の部分が赤く腫れてくるだけで痛みも痒みもないのだが、指を曲げると違和感がある。なにしろ見た目が・・・(^^;)
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「しもやけ」は気温が上がってくると治ってくるが、やはり痕が残る。今でもよく見ると去年やられた左手の中指、薬指の第一関節部分の色が若干違うのがわかるが、とりあえず症状は沈静化した。が、次なる魔の手(!)は爪に・・・右手薬指の爪がいわゆる二枚爪状態になったかと思ったら、徐々にはがれてきて真ん中にぽっかり穴が空いてしまった(去年)。痛くはないのだが、服を着たりする時に引っかかるので、だいぶ長い間絆創膏を貼っていた。今年、爪が伸びて穴の部分はなくなったが、また二枚爪で先の方からボロボロになり、ちぎれてしまって今は超深爪状態。加えて左手の親指の爪がある日突然反り返ってしまった。「スプーン爪」というらしいが、これにはびっくり。
ただの老化現象なら致し方ないのだが、「しもやけ」のこともあるので今月半ば皮膚科に行ってきた。爪に関しては乾燥が主な原因らしいが、貧血でもそうなるという。加齢もある程度影響しているようだ。「しもやけ」も爪もとにかく保湿し血行をよくするように、とのことでビタミンEとステロイド剤(外用薬)、保湿クリームを処方してもらった。
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ビタミンEは去年も処方してもらっており、1ヶ月分出してもらえる。なくなったらまた処方せんを書いてもらえるので、市販のサプリメントより経済的。ステロイド剤も去年と同じ。そして今年はじめて処方された保湿クリームがなかなか期待できそうだ。ヘパリン類似物質が配合されたクリームで、保湿だけでなく血行促進効果があるらしい。
あまりベタベタせず、さっぱりしすぎる感じもなく使い心地はなかなかいい。ステロイド非配合なので一日何回使ってもいいとのことだ。気に入ってたびたび使っていたら、25グラム入りがあっという間になくなってしまった。来月半ばにはまた処方せんをもらいにいくが、それまでどうしようか・・・とネットを探したら似たようなクリームを発見したのでそれを購入。ただし、50グラムで1500円近くするし送料も必要になってくるので処方してもらった方が経済的だろう。次に行った時多めに出してもらえないか聞いてみようと思っている。
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保湿は手間を厭わなければできることなのだが、血行促進は体質的なものもありなかなか難しい。手のマッサージはしているが、身体全体の血行促進も必要だろう。とりあえず冷たいものは口にしないようにし、できるだけ身体を動かす!ああ、どうか今年は「しもやけ」さんが来ませんように・・・ニャーメン!