4〜5年前から花粉症なるものになって、毎年早めに診察を受けて薬を服用している。その年によって花粉飛来の時期や量は違うが、1月中には耳鼻科に行き2月、3月と薬(抗アレルギー剤など)を飲む。朝晩2回なのに忘れがちだが、1回忘れたくらいでは大丈夫のようだ。
今年も1月末には受診して薬をゲット。2月末に薬だけもらいに行き、それで済むと思っていた。が、ヤクが切れて3日ほどしたらくしゃみ、鼻水が出始め、今朝はかなりひどかった。目も痒くなってきた。今月は何かと個人的なイベントもあるので仕方なくまた耳鼻科に行ってきた。
それにしても花粉症はやっかいだ。私はまだ軽症の部類らしいのだが、それでも鬱陶しくてたまらない。薬を飲むと多かれ少なかれ眠気が出てくるが、のべつまくなしに鼻をかむことに比べたらずっと楽である。私よりひどい症状の人はさぞかし苦労しているのではと推察する。客商売の人なども気を使うシーズンだ。
少し前まで、若い人より中高年の方が花粉症になりにくいと思っていた。自分が花粉症になるまで、「今の若い人の食生活がいけないのでは?」などと思うこともあった。が、もはや誰でもかかる可能性がある季節症状だと思うに至っている。
原因についてはいろいろな説があるようだ。ということは、決定的な原因が解明されていないということだろう。私の若いころにはなかったのだから、ここ30年くらいの間の環境の変化などによるのかとも思うが・・・
アレルギー物質に対する抗体には限度があり、その限界を超えると花粉症になるという話を聞いたことがあるような気もするが、その抗体の強さは年齢と関係あるのだろうか。私や妹(50代後半)は花粉症になったが、母(80代)はいまだに症状がないし伯母なども大丈夫だ。ちなみに家人(60代半ばになろうとしている)も今のところ大丈夫。60才くらいを境として何か違いがあるのだろうか。
おもしろいのは息子が花粉症ではないことだ。彼は乳児の時にアレルギー性喘息と診断され、小学校を卒業するころまで毎日薬を服用し、吸入もしていた。中学生になったころからアレルギーの度合いが低くなり薬は必要なくなった。子供のころの治療が関係しているのだろうか。体質というのはなかなか変わらないと思うのだが、アレルギー体質の息子が花粉症になっていないとは!
もらってきた薬を昼に飲んだらやっと効いてきたようだ。死ぬまでこんなことをしなければいけないのだろうか。春の憂鬱はこんなところにもある。