身体の中で首が私の最も弱いところである。肩凝りも頭痛も、そして今は鳴りを潜めているが手の痺れももしかしたら五十肩らしい症状も、たぶんすべて首に起因していると思う。
そもそも運動不足なことに加えて身体を鍛えようという気持ちになかなかなれないので、私の首は弱くなる一方だ。最近ストレートネックという症状が注目されているらしいが、もしかしたら私もそれかもしれない。できるだけ姿勢よくすることを意識しているが、それ以外はなーんにも!と威張っている場合でもないのだが。
ということで、私は一年を通じて首にぐるぐる何かを巻いている。いわゆる「巻きもの」だが、タートルネックのセーターを着ていてもその上から「これでもか!」というように巻いているので、暑がりの人には「暑苦しい!」「信じられない!」と言われる。
ちょっと寒くても首に何かを巻いているだけでかなり違うものだ。逆に暑い時は相当暑いのだろうと思うと案外そうでもない。慣れているからかもしれないが、汗を吸い取るし紫外線から護ってくれるので真夏の巻きものもけっこういいものだと思っている。
こういう私であるから、巻きものは普通の人よりも持っている・・・と思う。数を数えたことはないが、たぶん平均以上は持っている。冬はウール、春はウールの薄手かウールとコットンなどの混紡。真夏はさすがにウールではなくコットンか化繊。秋からまたウール中心になる。
個人的にはしなやかな素材が好きなので、張りのあるコットン製はどうも性に合わない。ガーゼ丈に織られていいる柔らかいものならOK。それよりモダール(レーヨン)にコットン、リネン、シルクなどを混紡したものの方が好きだ。
メーカー、ブランドは特に問わないのだが、いざ探してみると中々気に入ったものが見当たらない。しかし持っているものを見るとウールだと45RPMのものが多いようだ。柄はチェックが多く花柄はほとんどない。無地でも織り方に変化を持たせているものなどが好みだ。
最近気になっているのはファリエロサルティのストール。さすがイタリアだと思わせる素材、色、柄のものが多くモダールシルクなどオールシーズン使えるものがメインなのでひとつは欲しいところ。が、なかなかお値段と財布が折り合わない(^.^;)
あと最近知ったのだが日本の伝統的な技法を使って織られている玉木新雌(たまきにいめ)のストールがなかなか。やさしい風合いときれいな色づかいが魅力的である。
着るものは黒やグレー、ネイビー、ベージュ、白などが多いので、巻きもので少し遊んでアクセントを付けながら首を守る。巻きものは私にとってなくてはならないものなのである。
*それにしても4月の更新は少なかった(^.^;)
*5月はもう少し更新回数を増やそうと(今のところ)思ってはいるが・・・