毎年のようにバタバタし、ゆとりなど一かけらもないような年末も今日で終わり。大掃除らしきことも年々いいかげんになってきたが、今年は暗くなってからやっと家中に掃除機をかけるという「滑り込みセーフ!」状態であった。
振り返るにはあまりに早く過ぎた一年。記憶力も心もとなくなってきて忘れてしまったことも多いに違いない。が、ざっくり考えてみても思うようにいかないことが多かった一年だったと思う。自分の力ではどうにもならないこともあったが、結局のところその場その場で自分が下した判断が甘かった、あるいは見通しを間違った、あるいは怠惰になっていた、等々自分自身に責任があると思っている。
フリーランスとしての仕事がかなり減ってきたので派遣業務を続けてきたが、月に数万円を得ることと失ってしまったことを秤にかけて見れば後者が断然重いような気がしている。
働かなくては生きていけないのだから、来年もまた何らかの形で仕事をしていくだろうが今年のようなテイタラクには陥りたくはない。来年は生き方を変えよう、と思う。
一方、失ったといえば失ったことになるのだがそれでよかったこともある。そう、息子の独立だ。家を出てからほとんど連絡もよこさないが、彼なりにがんばっているようでよかった。まだまだ心配だが、どこか一仕事終えたような感慨めいたものもある。母親というのは妙なもので、子どもが元気でがんばっているだけで自分にも力が出て来るような気持ちになる。まだまだ負けずにがんばらねばと思うようになる。不思議なものだ。
個人的にも、社会を見回しても明かるい話題はさほど多くなりそうもないが、それでも生きていくならできるだけいい方向に行くよう努力はすべきだろう。あちこちガタが来ている肉体と衰えがちな精神力に鞭打って(!)、来年も自分なりにがんばっていこうと思っている。
さよなら、2012年。