3.11東日本大震災から356日目
日常生活で経験する勘違いも、もはや話題にするほど珍しいことではなくなってしまった。「やれやれ」と思い、「まずいなぁ」と嘆息し、「まあ、いいか」と肯定し、「いやいや、それはいかん!」と反省し・・・のくり返しだが、こまめにメモをとるなど間違えない工夫をする以外どうしようもないこと・・・つまり老化現象のひとつなんだろうと思う。
今回の勘違いは、薬についての勘違い。実害はほとんどない勘違いでよかったが、こと薬に関しては注意しないといけない。
毎年春先になると、花粉症の季節がやってきたと憂鬱になる。が、私の場合はまだまだ軽症のようだし、毎年処方してもらっている薬を飲めば日常生活に支障を来すことはほとんどない。薬は早めに飲み始めた方がいいと聞いたので、今年は1月半ばから飲み始めた。去年もらった分が残っていたので、これ幸いと。
ところが、今月に入ってから、くしゃみや鼻水がとまらないことが多くなってきた。あまりに鼻をかみすぎて鼻の下が痛くなり、頭はぼーっとしてきた。おかしいなぁ、薬を飲んでいるのに。もしかして症状が重くなってきたのかなぁ・・・と思いつつ、ふと薬が入っている袋の中を見てみた。
飲んでいる薬と違う薬が出てきた。タブレットの裏側を見ると「アレロック」とある。何だか見覚えのある名前だ。もしかして・・・
1月から飲み始めていた薬の名前も分かるので、ネットで検索してみると、なんとそれはビタミン剤であった!
風邪などで医者にかかると、たいてい処方される薬は5日分だったり1週間分だったりする。持病で定期的に病院に通っている場合は2週間分、1ヶ月分ということもあるが、私がそのようなカタチで薬をもらっているのは花粉症だけだと思っていた(これが勘違い)。
かのビタミン剤は、頚椎をおかしくした時行った病院で処方されたもので、しびれや神経系の痛みを緩和するものだった。確かに去年の夏にもらった記憶がある。しかしその記憶も今回の勘違いに気付いてはじめて思い出したもので、それまではすっかり忘れていた。あーあ。
ビタミン剤なので飲んだからといって毒になるものでもなく、不幸(にしては滑稽)中の幸いであった。さっそく「アレロック」を飲み始めたら花粉症の症状は明らかに軽くなり、めでたし、めでたし・・・とも言っていられないのだが。毎日飲む薬なので、昨日耳鼻科に行きあらたに1ヶ月分もらってきた。次回からは間違えないようにしないと!