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日々の内側
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たからもの
10-0831
・・・手前の小さいのは直径1cmちょっと。かわいいのぅ・・・

私のたからものがまた1つ増えた。ウニの殻だ。


Mさんが夏休みに家族で海岸に行き、ご子息K君が岩場で潜り取ってきてくれたもの。Mさんのサイトで見て、うわ!いいなー!と思わず書き込みをしたら、わざわざ送ってくださった。


前にも書いたが、私はそんじょそこらの土産物よりこういうものが好きで、早速手に取り「かわいいのぅ。うふ、うふ」と愛でた。見ようによっては気色悪い光景だったかもしれない。


いただいたウニの殻はバフンウニのものと思われる。渋い緑色のグラデーションがなんともきれいだ。ウニは食べても美味しいが、殻もまた観賞価値が高い(少なくとも私にとっては)。


調べて見ると、当たり前だがウニにもいろいろあって殻も個性的で楽しい。以前ウニの殻を利用した小さなピンクッションを入手してこちらで紹介したことがあるが、ウニの殻は非常に薄くてデリケート。手のひらに乗せてもほとんど重さを感じないくらい儚げである。


いろいろな種類のウニ殻が欲しいと思うが、海岸に打ち上げられているものはほとんど割れているのではないだろうか。K君のような助っ人がうちにはいないので、岩場に行っても収穫は期待できそうにない。ダイビングをやる人と会うことがあったら頼んでみようかと思っている。


それにしても、やっぱり自然の造詣はすごい。涼しくなったら身の回りにある自然の造詣の妙を探しに行きたい。


*ウニを送ってくださったMさん、しばらくサイトを休止されるそうだ。

*残念だのぅ。早い復帰を切望します。

*今日で8月も終わり。でも、猛暑はまだまだ続きそう。うへぇ。

| - | 09:22 | comments(3) | - |
死都ブリュージュ〜廃市
10-0830

クノップフの「見捨てられた町」を見て以来読みたいと思っていた「死都ブリュージュ」(ローデンバック)をAmazonのマーケットプレイスで入手した。1988年発行の岩波文庫で、今は絶版状態のようだ。


クノップフは44歳の時にこの本に出会い強烈な印象を得、以来自分の記憶と本の中に挿入されている写真に基づき、取り憑かれたようにブリュージュの絵を描き続けたという。


本の内容は書いてしまうとけっこう単純で、愛する妻を失った悲しみを抱きながらブリュージュで憂鬱な日々を過す主人公がある日妻にそっくりな女性に出会い夢中になるが・・・といったもの。


結末がどうなるかは書かないが、人間の心理状態よりも、主人公が彷徨い歩くブリュージュの沈欝な雰囲気が全編に重く漂っていることの方が特筆に値するような気がする。たぶん主人公は人ではなく町なのだ。


死んでいるかのような町ブリュージュは、まるですでにもうこの世にはない町のようである。大勢の敬虔な人々が暮らし、さほど不幸そうな様子を見せることもなく毎日を過しているというのに、それらの人々はかつて栄えていたころ生きていた人々の亡霊のように見えなくもない。


そう思った時、私は福永武彦の「廃市」をすぐに連想した。冒頭に北原白秋の詩からの引用「さながら、水に浮いた灰色の棺である」という一文が掲載されている。棺は死の象徴であり、灰色はブリュージュの基調色である。たぶん、作者はローデンバックの作品を読んでいたであろうし、何らかのインスピレーションを受けていたのではないだろうか。


主人公は卒論を書くために知りあいのつてを頼って静かな運河の町に来る。ゆったり落ち着いて見える町の様子を好ましく思い、宿泊先である旧家の娘にこんな町に住んでみたいと言う。すると娘は、こんな死んでいるような町は大嫌いだと言う。


ブリュージュ同様かつては賑わいを見せていた町も、若者がどんどんいなくなり年寄りだけがのこり、「段々に年を取って死に絶えていく町」だと言う。そしてそこでは、「死都ブリュージュ」でそうであったように、もしかしたらあらかじめ予定されていたかのような悲劇が起こる。そして、ブリュージュも「廃市」の舞台も水路のある川の町である。


個人的に私はそういう町がかなり好きだ。物語の中でしか、映画の中でしか出会えないとわかっているのに、いつもそんな町に行くことを夢見ている。

| - | 09:41 | comments(0) | - |
松丸本舗がおもしろい
10-0829

東京駅で待ち合わせをする予定があったので、少し早めに出て丸善に行ってみた。今の今まで丸善の本店は日本橋店だと思っていたのだが、本店は東京駅丸の内北口のオアゾ内の店が「丸の内本店」だそうな。


行こうと思ったのは昨日の新聞別冊に現社長の小城武彦氏が出ていて、なかなか魅力的な人物だと思ったことがきっかけ。松岡正剛氏とのコラボによる「松丸本舗」なる売場があるということも知り、ぜひ自分の目で見たいと思った。


丸の内本店4階にある「松丸本舗」に入り、本棚を見た時にまず感じたのは不思議な戸惑いである。いつも見慣れた書店の本棚とは全く違うからだ。ジャンル別でもなく、本の体裁別でもなく、作家別でもなく・・・そう、いわば個人の本棚を見ているような感じなのだ。


ざっと一巡りしてみると、少しずつそのおもしろさが分かるようになってきた。一つの本からその隣りの本へと目を移すと、全く違う世界が開けてきたり、思いも寄らぬ連想が生まれたりする。ちょっと大げさだが、自分の中に、一つ、また一つと新しい世界が生まれる快感を感じる。


もうひとつ嬉しかったのは、大きさがまちまちの本すべての背表紙が見えるような並べ方。私の書棚のように、前後2列に本を収納している棚もあるが、奥の列には背が高いものを、手前の列には背の低い本を並べ、時には本を平積み状態にしている。この手法は私の書棚にも応用できそうだ。以前読んだ本を探すのに相当苦労しているので、ちょっと工夫してみようかなと思っている。


昨日は時間があまりなかったので様子見ということにし、文庫本を1冊買っただけに留めた。近いうちにもう一度、今度は時間をたっぷりとって出かけてみたい。


*そういえば、この本はどこかで見たことあり!

*その時欲しいと思ったのに、それをすっかり忘れていた(^.^;)

千夜千冊には、だいぶお世話になっている。

*楽しい場所を見つけたのは嬉しいが、ABCに勝るとも劣らない誘惑者。

*今度行く時は、心して行かないと!

| - | 11:40 | comments(0) | - |
PHOTO WEEK・・・水辺の風景<7>
10-0828

MM21象の鼻エリアから赤レンガを望む。
| - | 09:33 | comments(0) | - |
PHOTO WEEK・・・水辺の風景<6>
10-0827

またまた鶴見川。葦の穂がきれいな頃・・・
| - | 04:33 | comments(4) | - |
PHOTO WEEK・・・水辺の風景<5>
10-0826

井の頭公園から出て隅田川に合流する、神田川。この写真は柳橋あたり。向こうに見えるのは、浅草橋。
| - | 08:44 | comments(4) | - |
PHOTO WEEK・・・水辺の風景<4>
10-0825

隅田川 ケルンに倣ったという清洲橋
| - | 06:00 | comments(0) | - |
PHOTO WEEK・・・水辺の風景<3>
10-0824

浜離宮恩賜庭園
| - | 08:44 | comments(2) | - |
PHOTO WEEK・・・水辺の風景<2>
10-0823

鶴見川。河口が近づくと流れは緩やかになり、ボートを練習する人たちが意外なほど多い。
| - | 05:27 | comments(0) | - |
PHOTO WEEK・・・水辺の風景<1>
10-0822

鶴見川
| - | 08:06 | comments(0) | - |
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