・・・自転車につけた箱の中でじっと飼い主を待つ犬。やさしい顔・・・
今日話題にする小型犬を飼っていて、ちょっとばかり思い当たる節があり、気分を害される方がいるとしたら申し訳ない。が、これは私個人のおかれている環境でのことであり、私個人の感じ方であるという限定でとらえていただければと思う。
はじめに断っておくが、私は犬嫌いではない。むしろ好きである。というか、動物はたいてい好きだし、犬は最も身近なところにいる動物として親近感も感じている。だから、少しくらい気になることがあっても、それは動物がやることとして目くじらを立てるつもりもない。
が、どうにもこうにも最近気になることがある。それは、小型犬(「チ」がつく犬種)の鳴き声である。時折聞こえるくらいならいい。イキモノなのだから、それは仕方ないことだ。しかし度を越すと、はっきり言ってうるさい。
このマンションはペットの飼育が認められているので、犬や猫を飼っている世帯が多い。猫はたいてい外に出さないので、何世帯で飼われているのかは全く把握できない。犬もそうだが、散歩に出たりするのでいくらかは把握できる。
散歩にでなくても、階段を上っているだけで気配を感じて鳴く犬がいるので、飼っていることが知れる。散歩に出る人はたいてい、小型犬なら抱いて敷地外まで連れ出し、周辺を散歩して帰ってくるというスタイルのようだ。しかし中には、敷地内の長い階段に長い間座り込んでいる飼い主がいる。これが困ったものなのだ。
2匹の小型犬は、人が通るたびに鳴く。この習慣はかなり以前からだが、慣れて鳴かなくなるということがない。通るのはたいてい居住者だから、中には気分を害する人もいるくらい想像できると思うのだが。
犬好きの人が通りかかって、飼い主と話をしていても、話し終わってその人がいなくなるまで鳴き続けている。はっきり言って迷惑。そう感じる人は私だけでないらしく、以前回覧板で「犬を散歩させる時は速やかに敷地外に出ること。無駄吠えをさせないよう気を配ること」という注意がなされた。理事会でその話が出たらしい。
さすがに回覧板がまわってしばらくの間は、さっさと敷地外に出て散歩していたようだが、ほとぼりが醒めたらまた以前同様階段に座り込んで犬を鳴かせている。何を考えているんだ!?
と思っていたら、うちの隣が最近犬を飼い始めた。ベランダに出て鉢植えに水やりをしたり、洗濯物を干したりすると必ずといっていいほど鳴く。鳴き続ける。これまた、うるさい。
思うに、どちらのケースも非難されるべきは犬ではなく飼い主なのだろう。階段に居座る飼い主にしろ、隣の飼い主にしろ、犬のしつけがいいかげんである。「あらぁ、だめよぉ、鳴いちゃ。こらこら〜」といった感じのいさめ方では、犬だって理解しないだろう。集合住宅で飼う以上、他の居住者に対する気配りは当然のことだし、甘やかすことがかわいがることだとも思わない。
というようなことを思っていたら、今日散歩中に小型犬を散歩させている初老の男性をみかけた。団地内のベンチに腰掛けていたのだが、中型犬を連れた人が通り過ぎようとしていた。男性は犬に穏やかな声で話しかけていた。
「ほえちゃ、だめだよ。ほえないんだよ、わかるよね。そうそう、偉いね。」
犬は今にも吠えそうにしていたが、ぐっとこらえて中型犬の方をじっと見ていた。男性はやさしく犬を見守りながら、中型犬が通り過ぎるのを見送っていた。話しかける口調はやわらかいが、犬との信頼感を感じさせるものだった。
こういう飼い主、こういう犬ばかりだったらいいのに、と思わず心の中で呟いた私であった。
*小型犬は「吠える」というより「鳴く」という感じ。
*チ○○って、躾けにくいのだろうか?(率直な疑問)
*なんだか天気が下り坂。うー
*明日から一泊で千葉のバラ園のはしご。友人宅に泊めてもらう。
*できるなら雨だけは勘弁してほしいが、そうもいかないかな。
*ピーカンも勘弁してほしいけど。まあ天気ばかりはどうにもならないやね。
*ということで、明日の更新はお休みします。