2008.11.30 Sunday
シャンソンが似合う街
・・・取り壊されそうで今なお残る、築地・華僑ビル。エントランスの天井・・・
11月も今日で終わり。いい天気だったが、午後から冷たい風が吹いて裏山の落ち葉が南側ベランダに舞い落ちてくる。
駅に向かう途中通る公園も、桜や銀杏はほとんどの葉を落とした。風に吹き寄せられている枯葉の上を歩くと、カサカサと気持ちよく乾いた音がする。枯葉を踏みながら、久しぶりにシャンソンが聴きたいと思った。
私の中では、何故かシャンソンは晩秋の歌である。楽しげな曲もあるが、やはりどこか物寂しげなイメージがつきまとい、そこがまた気に入っているところでもある。
モンタンの「枯葉」を聴き、ダミアの「暗い日曜日」を聴き、アダモの「雪が降る」「ろくでなし」を聴き、ピアフの「ばら色の人生」を聴き・・・そうしているうちに、少し前歩いた伊勢佐木町の商店街を思い出した。
平日の昼間、人影まばらな伊勢佐木モールの奥まったところを歩いていると、シャンソンが流れているのに気付いた。どこかの店からではなく、モールに沿って設置されたスピーカーから流されているようだった。
伊勢佐木モールも入り口近くは混雑しているが、少し奥に入るとなんとなく寂れた雰囲気になる。かつて華やかであったところの常であるように、自分の時代が過ぎ去っていくのを為す術もなく静かにやり過ごしているかのような印象をいつも受ける。
それが少しやりきれないような気がしていたが、シャンソンがあまりによく似合うことに気付いて、少し気持ちが和らいだ。ああ、こういう街もまたいいものだなと思った。
シャンソンに今風の華やかな街は似合わない。活気溢れる街も似合わない。伊勢佐木町に限ったことではないかもしれないが、どこか時代に取り残されたような、それでいてかつてのプライドを捨てきれていないような、そんな街にこそ、シャンソンは似合う。そんな気がする。
*いよいよ師走かー
*毎週のように撮影やら打ち合わせやらで出かけること多し。
*電車に乗ることが多いということは、風邪をひく危険性が多いということ。
*乗っている間だけでもマスクするかな。
*今日も夕方から地元の蕎麦屋へ。花巻そば、相変わらずの美味しさなり。
*今月末締めの請求書を出しわすれていた(^.^;)
*速達で出したが、間に合うかなぁ。とほほ。
*慌ただしくしていると、何かが抜ける。気をつけなくちゃ。
*今月は久しぶりに日記を休みなく続けられた。
*4月以来のこと。ぱちぱち
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