2008.06.30 Monday
猛々しさへの愛着
定期的に巡回するサイトでタチアオイの写真を見た。いささか思い入れがある花だけに思うところもいろいろ。
毎年花が咲くと写真を撮っていたが、今年は「タチアオイを撮るぞ!」と出かけることもなく、6月が終わろうとしている。
タチアオイは6月になるかならぬかのころ咲き始め、ちょうど私が誕生日を迎えるころ満開になる。若いころは、この花(というより全体)の猛々しさがなんとも野暮ったく、大き過ぎる花も花笠につける造花みたいであまり好きではなかった。が、年齢を重ねるに従って、この植物の猛々しさ、無邪気さ、大らかさが好きになり、この花を見かけると嬉しくなる。
北海道の一部では、この花を「コケコッコ花」と呼ぶ、と解説しているサイトもある。花を顔につけて、ニワトリの真似をするという遊びがあったらしい。亡父がこの花を見て「コケコッコ」と言ったのを思い出す。それも、思い入れる理由のひとつだ。
もうひとつの理由は、以前にも書いたが伊東静雄の「水中花」という詩に限りない愛着を持っているということか。
遂ひ逢はざりし人の面影
一茎の葵の花の前に立て。
静雄の葵はタチアオイではなく、葵のような水中花のことなのかもしれない。しかし、私はこの詩を読む度にタチアオイが群生している風景を思い浮かべ、その中の一茎の白いタチアオイに寄りそう影を見るのだ。
猛々しいといえば、今日は用事を済ませに出かけた帰りに、近所の空き地でヨウシュヤマゴボウを収穫してきた。
これは雑草とも呼べそうなくらい逞しく、邪魔に思う人もあるのではないかと思われる。が、よく見ると上等な洋菓子の飾りになりそうな花、赤紫色の実を含めすべてが好きで、空き地などで見かけるといただいて帰ってくる。
野草、とくに雑草と呼ばれる植物たちの猛々しさは、命の息吹そのもののような気がしてひたすら愛おしい。
*新しいボディに90mmマクロをつけて試し撮り。
*20Dとの違いは・・・ビミョー(^.^;)
*たぶん、プリントすればはっきりわかるのだろうが。
*画角が違いのは当たり前
*全く同じかというと、やはり違う。どう違うかはビミョー(^.^;)
*強いて言えば、写真の奥行きが深くなったような感じかな?
*もう少し撮ってみないとわからないな。
*明日はカメラの修理にでも行くかな。
*そうそう。iTuneのCMに使われている曲、いいですね。
*Coolplayの「Viva La Vida」早速ダウンロード!
*アルバム、買っちゃおうかなー
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