2008.01.31 Thursday
開かれない写真集
・・・こちらのネットはメッキにつかうネットみたい。おもしろい形・・・
このブログの左サイドでも紹介している写真集“A Photographer's Life, 1990-2005”(Annie Leibovits)が届いて1ヶ月以上経った。しかし私はまだ、この写真集のページを開いていない。
あとでじっくり・・・というのとは少し違う。開くのが億劫といういわけでもない。開くことを躊躇う何かがある。自分で買っておいておかしな話のように思えるかもしれないが、そういうことがあるものだ。
以前ダイアン・アーバスの写真集を注文した時もそうだった。届いてから見始めるまでかなりの時間が経過していた。
一言で言えば、気が重いというか気ぶっせい(この言葉最近覚えた。気詰まりってこと)というか。そう思わせる重たさがこの本にはあるような気がして手がでないのである。そんな写真こそ私が好きな写真なのだが。
重たさというのはその時々で違う。悲惨な戦争写真も重たいと思うこともあれば、けっこうすんなり見ることができることもある。水俣病などの公害に苦しむ人たちの写真もしかり。が、どうも私は写真家個人の人生が表現されているような写真に対して魅力と負担感の両方を感じるようだ。
絵でも写真でも、その作家の人生に深くくいこんでいるような企画の展覧会に行くと、ひととおり回っただけでもひどく疲れたような感覚を覚える。それに似た感覚、いやそれ以上の感覚に襲われそうな気がしてちょっと怖いのかもしれない。そして、今はそれに耐え得る精神力が自分にはないことをうすうす感じているからなのかもしれない。
いつかは開く。しかし、未だに開かれていない写真集。その存在が時折背後からそっと私を呼ぶ。
*ユザワヤに行っちゃった。
*あそこは手芸好きのハンズだね。おもしろーい。
*とりあえず必要ないものまで欲しくなるし、新たな発見もある。
*しかし麻の布って高いのね。
*ネットで買ったほうが安上がりみたい。
*でも割引がバカにならないから会員になっちゃった。
*これで当分楽しめるな。ふふふ。
*あ、仕事もしなくちゃ、仕事も(^.^;)
| - | 22:10 | comments(0) | - |