2007.08.31 Friday
闘い済んで日が暮れて
家人の手術が予定されていたので、午前10時過ぎに家を出た。手術は午後1時からの予定だが前後する可能性もあると聞いていたので少し早めに。こうなったらまな板の上の鯉としかいいようがないが、それでも緊張は避けられない。いつもの軽い冗談口にも心なしか不安の色が淡く漂う。
予定より15分早く手術室に入り、麻酔がほぼ覚めて病室に戻ってきたのが午後8時半をまわっていた。麻酔を入れた手術時間およそ8時間。大きな手術だった。
病室に帰ってきた本人は酸素マスクをしながらもはっきりと話をすることができたが、いくら麻酔が効いているとはいえその肉体は激しい闘いを終えた疲労とダメージにキリキリ舞いしているのではないだろうか。本人だけでなく、それだけの手術を終えた執刀医にとっても、また終わるまで待っていた私にとっても今回の手術はひとつの闘いであったと思う。
闘いはひとまず終わり、日はどっぷりと暮れた。が、これは闘いの第一ラウンドに過ぎない。手術はほぼ予定通りの内容で行われたが、予期せぬ事態も新たに発生しており、あとは回復するだけといった楽観はまだまだ先の話になりそうな気がする。
しばらくは気が抜けないが、一度始めた闘いは最後まで闘いぬかねばならぬ。近しいところにいる人間として、闘う人を支えつつ自分もまた闘いぬかなければと気持ちを新たにしているところである。
*詳しいことは本人のプライバシーに関わるので書かない。あしからず。
*夕方、息子が病院に到着。
*こんな息子でもいてくれると少しは気が休まる。
*待つのは苦手なのよ。本当に。
*さて、明日はちゃんと憎まれ口が言えるようになったか確認しにいくかな。
*とにかく今日は疲れました。
*最近猫たちをほとんどかまっていない。ごめんよー
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