梅雨入りして鬱陶しい陽気が当分続きそうだ。外に出れば雨に濡れた紫陽花がきれいだし、草木はイキイキしているし、人は少ないし・・・梅雨も捨てたものじゃないと思わせてくれる。しかし、社会で起きていることは相変わらずだ。ますます程度の低さを露呈している政府(ということは私たち国民のレベルも・・・)、子どもの自殺や虐待のニュース、どうでもいいことを執拗に取上げるマスコミ、など気持ちが重くなることばかりだ。日々思うことはいろいろあっても、ブログの話題にする気力が沸いてこない。
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ということで、今日はわが家の若きホープ(?)ふくちゃんに登場してもらうことにした。このところ私の部屋にいることが多く、自然と写真も多くなる。机の上にドデンと寝転がられてしまってはキーボードも打てないのだが、遠慮がちに場所を確保しながら頭を撫でたりするのが猫飼いの定めである。それを知ってか知らずか、全く悪びれることなくくつろぐ。そんなふくちゃんの「全図解」といってみようか。
■ふくちゃんは、ボリューム満点
最近体重を計っていないが、たぶん7キロ近くあるのではないかと思う。避妊手術をした時、「この子は手足が大きいから身体も大きくなりそう。太らせないよう気をつけて」と言われていたのだが、ことさら飽食させていないのに齢3歳(もうすぐ誕生日なので)にして貫録十分である。
ほぼ同年齢のダイスケも重さはさほど変わらないのだが、オスとメスとでは肉のつき方が違うので、ダイスケの方がスマートに見える。ふくちゃんは、漬物石のごとくどっしり安定。
■ふくちゃんの肉球は真っ黒
手足の毛は白いのに、肉球は真っ黒だ。私が今まで見てきた猫は毛が白や茶の場合肉球はピンク、というのが普通だった。わが家の次女・まめこは黒っぽいキジ猫だが、肉球は真っ黒ではなくあずき色。それなのに、ふくちゃんは真っ黒。毛が白いので黒さが引き立つ!?
■ふくちゃんの後頭部はちょっと残念
黒いハチ割れなのに、耳の後ろ(うなじのあたり?)で黒が途切れている。できそこないの帽子を被ったみたい?海苔を適当に貼り付けたみたい?正面から見ると割と整った顔立ちに見えるのだが、後頭部に愛嬌があるふくちゃんなのだった。
■ふくちゃんの左腰には大きなスイッチがある
左の腰あたりに大きな黒いスイッチがある。何のスイッチだが今のところ不明(^^;)。私はこのスイッチ模様がけっこう気に入っているが、ふくちゃんはどうでもいいらしい。
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以下は性格面
■ふくちゃんは、爪研ぎ魔である
ふくちゃんのせいで、わが家はボロボロである。壁がとくにひどい。壁という壁で爪を研ぐ。もちろん猫用の爪研ぎはあって、他の猫は主にそれを使っている。ふくちゃんは猫用爪研ぎよりも壁が好きで、壁紙ボロボロ。柱や壁に段ボールを貼っているが、それもボロボロで定期的に取り換えている。ここまでボロボロだと「後は野となれ・・・」と思うようになってしまい、客を呼べない家になってしまっている。
■ふくちゃんには、「トイレのお作法」がある
わが家の猫トイレはドーム型で、ふくちゃんが使っているのは1階に置いてあるワゴンに入れてある方のトイレ。他の猫はドームの中に入って用を足すのだが、ふくちゃんは入口あたりにすべての足を乗せ、おシリだけトイレに入れて用を足す。その時の格好がけっこうかわいい。終わると丁寧に砂をかける。ダイスケがやりっぱなしにしていたものにまで砂をかける。えらい!
■ふくちゃんは、時間に正確
リビングや廊下にいても、食事時になると催促しに来る。たとえば夕食は午後5時と決めているが、4時55分から5時5分くらいに呼びにくる。ダイスケなどは30分前くらいから盛んに催促するのだが、そんな時もふくちゃんは我関せずといった顔。時間になるとバッチリのタイミングで催促するので時計代わりにもなる?
■ふくちゃんは動きに無駄がない。
時間に正確なこともそうだが、何をするにも無駄な動きがない。無駄に鳴かない、無駄に動かない・・・賢いからだと思うが、エネルギーを無駄遣いしない分だけ太るのではないかと心配でもある。鳴くのは食事直前(カリカリを皿に入れている時)と、私の部屋に来て机の上で甘える時くらい。声は顔に似合わずかわいらしい。寝る時はガッツリ寝て、食べるときはさっさと食べて、とメリハリのある暮らしぶり。
■ふくちゃんは、やっぱり賢い
猫が担当するブログではキャラ付けの意味もあって多少の脚色をしている。基本的な性格には忠実だが、実際のふくちゃんは「強気」というよりも何事にも迷いがなくてさっぱりしている。大人になるに従って警戒心もそれなりに強くなってきており、見知らぬ人がくるとかなり警戒する。
こちらが望んでいることを察する能力もある。人間の言葉をきちんと理解しているように思えることもあって、3歳にしては賢いなぁと猫馬鹿飼い主は思うのである。