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MJ's FES

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上野に行かねばという焦りをとりあえず横に置いておき(^^;)、昨日は川崎市民ミュージアムまで行ってきた。本当に久しぶり。一昨日の朝、何気なくネットをうろうろしていて「MJ's FES みうらじゅんフェス!〜マイブームの全貌」が開催されていることを知ったので、気分転換もかねて。

なにゆえ川崎市でみうらじゅんを・・・とも思うが、川崎市民ミュージアムは時々おもしろい企画展をやっていて何度か足を運んだことがある。自宅からも行きやすい場所(東横線・武蔵小杉駅からバス)だし、施設が広々としていて気持ちいいのだ。行けばわかると思うが、膨大な「みうらじゅん」関連資料(?)を展示できる施設は限られており、都内では開催できる場所がなかったのではあるまいか。名だたる美術館はいくつもあるが、いわゆる「芸術」と誰でもが思う作家のものしか受け入れないと思う。川崎市民ミュージアムが開催してくれてよかった、と心から思う。全貌をざっとでも見ることができる機会はなかなかないと思われるから。

漫画家、イラストレーターという肩書きで紹介されることが多いみうらじゅんさん。しかし、コアなファンはけっこう多く、ファンというほどではないが私も彼のユニークな活動には注目している者の一人だ。以前、「いやげもの展」というのに行って一気に興味を持ちはじめ、「TV見仏記」で尊敬の念さえ抱き、ちょっとこういう人はいないのではないかと思っている。

全貌と標榜している通り、会場には小学校時代の「ケロリ新聞」、エッセイに凝ったころの原稿、大学生時代のスケッチブックなどがずらりと展示されている。仏像には小学生のころから興味を持っており、写真入りのスクラップブックには感想が細々と書かれている。

みうらじゅんさんといえば「マイブーム」。この言葉を作ったご本人なので、展覧会は各ブームで構成されており、第一会場は「エッセイストブーム」「イラストレーターブーム」「ウシブーム」「怪獣ブーム」「仏像ブーム」「漫画家ブーム」などに分かれている。それぞれに展示されているものの量に圧倒されつつ第二会場に行くと「いやげものブーム」の様々なコレクション、ゆるキャラ(これもみうらさんが作った造語)、「フェロモンレコード」「SINCE」「冷マ」などが展示されている。

中でもおもしろかったのが、「SINCE」。街中で見かける看板に表示されている「SINCE○○○○」を集めて1枚のシート状にしたものだ。私は聞いていなかったのだが、日曜日のTBSラジオ「安住紳一朗の日曜天国」に出演し、“シンスの概念が変わった”ことに気づいた話などをしていたようだ。モニターで流されていたラップ“君のSINCE”もおもしろくて見入ってしまった。

あまりに多いコレクション、発想のユニークさなどはとても紹介しきれない。ご本人はアーティストと呼ばれることに抵抗を感じているようだが、アーティストであろうとなかろうと貴重な存在であることに変わりはないと思う。山田五郎さんとともに他人のフリして展覧会場を見て歩くみうらじゅんさんの映像も流されていて、「みうらじゅんワールド」の特徴がよくわかっておもしろかった。写真撮影可だったので、いくつか掲載しておくが、おもしろいものがお好きな方には激しくおすすめする。3月25日まで。

18-0221-3.jpg第一会場の様子。広くてゆっくり鑑賞できる。

18-0221-4.jpg街中で般若心経の文字を拾った「アウトドア般若心経」

18-0221-2.jpg削りに削っても長々と続く、みうらじゅん年表

18-0221-5.jpgSINCEを集めたシート

18-0221-6.jpgご存知!?甘えた坊主コレクション

18-0221-7.jpgこれまたご存知、つっこみ如来立像

18-0221-8.jpg中庭から。堂々たる展覧会ですなぁ。

 

| - | 09:14 | comments(0) | - |









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