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こどもファッション

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少し前のことになるが、田園調布の駅の中にあるカフェ併設のパン屋でサンドイッチを食べていた時、小学校中学年くらいの女の子が小走りで店の中に入ってきた。黒いレギンスに黒いタートルネック、その上からモノトーンのフェアアイル柄のベストを着ていた。長い髪はきれいに三つ編みおさげ。ああ、オシャレだなぁと思った。

女の子の着るものに、ピンクだの紫だのが多くなってきたのはいつごろからなのだろう。私がこどものころに比べたらファッション情報は溢れるほど多く、特に女の子は大人びるのが早いから親にねだって好みのものを買ってもらっているのだろう。また、親は親で自分好みのものをこどもに着せてご満悦、というケースも多いように見受けられる。それはそれで悪いとは思わないが、個人的な感覚でいえばこどもには色柄ともシンプルなものの方がいいと思っている。

同年代もしくは少し年上の人とこども時代のことを話すと、一様に比較的地味な色しか着せてもらえなかったようだ。そして、着せられている方もそれを不満に思わず素直に着ていた。私についていえば、ブラウスは白、スカートは紺かグレー、セーターも同じようなものだったと記憶する。ワンピースも冬ならグレーや臙脂、紺など。夏はブルーのギンガムチェックやストライプのものが多く花柄はあまり着なかった。時折「おさがり」としていつも着ているものと雰囲気が違うものをもらうことがあったが、楽しみにしながらも微かな違和感を感じながら着ていたように思う。

小学生のころ、私は母と街で一軒しかない洋品店にいくのが楽しみだった。デパートのような気取りはなかったが、品揃えはなかなかのものだったのだ。とくに、ブラウスを見るのが楽しみで、壁面に衿の部分だけ見えるようにしてずらっと並べるように掛けられていたブラウスをひとつひとつ見ながら、母とああだこうだと言い合った。衿を縁取るレース、襟元の刺繍、衿のかたち・・・みなそれぞれ違っていて自分だったらどれが着たいか選ぶ楽しみに夢中になった。たいていは見ているだけで買ってもらえはしなかったのだが、それだけで満足していたと思う。

先ほど「着せられていた」と書いたが、無理やり押し付けられたわけではない。母なりの好みで選んだものを提示され、私が納得した上で買っていたと思う。子どもなりに母とは違う感覚はあったが、たいていは納得できるものだった。たぶん、好みがはっきりする前に着ていたものが価値観の基準になっていたのだろう。大人になればセンスがよかろうが悪かろうが自分が着たいものを着ればいいわけだが、そのセンスというものは、案外こども時代に土台ができているような、つまり親のセンスが影響しているような気がする。

つい咲き頃、たぶん花見の話題だったと思うのだが、テレビの街頭インタビューを見ていたら小学校低学年くらいの姉妹がおそろいのトレンチコートを着ているのをみてびっくりした。たぶん中目黒あたりの、いわゆる「ハイソ」な家庭のオシャレママのこどもたちなのだろうが、こどもにトレンチコートはいかにも不釣り合いだと感じるのは私が年よりじみてきたからか?見るからに高価そうなコートだったが、着ているこどもたちはそれで満足しているのだろうか。「まあ、あなたたちオシャレね!」と言われていい気分になっているのだろうか。そうかもしれない、と思いつつなんだかなぁ・・・

こどものイキイキとした表情や動きを最もよく感じさせるのは、やはりシンプルな服装だと思う。普段着なら動きやすく、汚れても手軽に洗えるもの。レースだのフリルだのどぎついプリント柄などないもの。こども自身の好みや希望を全く無視するのはよくないと思うが、ある程度の節度がほしいところだ。

息子には初孫ということで私の両親がいろいろ着るものを買ってくれた。ただ、選ぶのは主に私だったので、小さいころからシンプルなものばかり着せていたと思う。いわゆるキャラクターものはパジャマとスニーカーくらいだったような。一番似合うと思ったのは何もプリントされていない白いTシャツにデニムの組み合せ。雨上がりの園庭で、黒いゴム長を履いて走り回る息子の姿を今でも覚えている。ゴム長選びには少し苦労したっけ。青や黄色のこども用長靴にはキャラクターの絵があるものが多く、息子はそれが嫌だと言う。じゃ、どんなのがいいの?と聞くと、おじさんたちが履いている黒いやつがいい、と。保育園児なのにずいぶん渋いことを言うなぁと思いつつ探したがなかなかない。やっと見つけたのがアメリカのアウトドアブランドで、通販を使ってゲットした。満足した息子は雨が降っていなくてもそのゴム長を履いて出掛けていったものだ。なつかしい、なつかしい思い出。

| - | 08:03 | comments(0) | - |









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