・・・ごはんのあとは、いつもすごくねむくなるの。ふにふにふに・・・
みなさん、おはようございます。ダイスケだよ。まいにち、あついよ。ボクは6がつうまれだから、ちっちゃいころはまいにちあついおそとでがんばっていたの。いまは、「えあこん」っていうのがいえのなかにあって、けっこうすずしいよ。あと、のっかるとひんやりする「あるみぼーど」っていうのがあって、ケージのうえにおいてもらったので、このごろはそのうえでねているの。まえにいたゴンさんがあいようしていたんだって。ボクとおなじ「けいろ」だったから、すみごんがなつかしがっているよ。
でもね、ときどき、ふくちゃんがきて「あんた、どきなさいよ。せんぱいのふくにゆずってあたりまえだもんね」っていうの。しかたないから、「あるみぼーど」のよこにおいてあるダンボールにはいるの。ちいさめのダンボールだから、ちょっときゅうくつだけどそれがまたいいんだよ。
でもでも、すこしするとまたふくちゃんが、「あんた、そのダンボールはふくのだもんね。むだんでつかっちゃいけないんだもんね。どいて!」っていうの。ボクでもみっちりなのに、ふくちゃんがはいったら、いつかこわれるとおもうの。でも、ボクは「こうはい」だからだまってゆずっているよ。
あのね、このあいだ、ちゃしろのおばちゃんがなんいちかいなかったよ。「ぺっとくりにっく」っていうところに「にゅういん」していたんだって。「じんぞう」っていうところがわるくて、ずっと「てんてき」していたんだって。やっとかえってきたら、「えあこん」のない、あついへやのおくにこもっていたよ。「ぺっとくりにっく」って、こわいところなのかな。ボク、いくのいやだな。おばちゃんに「こわいところ?」ってきいたら、「となりのケージにいた、ハンサムなアメショーとなかよくなったのよ」なんて、のんきなことをいっていたよ。ボク、わからなくなっちゃったの。
くろっぽいおばちゃんは、あいかわらずいじわるそうなめでボクをジトッとみているよ。とくに、ボクがすみごんになでられていると、とおくのほうからジトーーーーってみるの。なんだかおちつかないきぶんなの。じぶんがなでられているときは、ごろごろ、くねくねして「どやがお」でボクをみるの。このあいだ、こそっと「あんたのカリカリ、あたしにもよこしな!」っていうの。ボクのはおいしいんだって。でも、ごはんのよういをするのはボクじゃないから、そういわれてもこまるの。すみごんにいったら、「ダイちゃんのは、おなかがよわいこせんようので、けっこうおたかいのよー」って。ふーん、ボクのは「こうきゅうひん」なんだ。だから、「こうきゅうひんだから、おばちゃんにはあげられないんだってさ」っていってやったの。そしたら、いきなり「ちね!」っていうの。あのおばちゃんはちょっと「げひん」だとボクはおもうの。
ふくちゃんとはけっこうなかよくやっているよ。いっしょにねたりはしていないけど。このあいだから、ときどきボクのあたまをなめてくれるようになったよ。まえはかんでばかりいたのに。でも、いつかみつかれるかわからないから、うれしいような、こわいような、ふくざつなきもちのボクなの。ふくちゃんは、すみごんによく「かしこいね」ってほめられているよ。ボクがうらやましそうにしていると、「ダイちゃんは、ちょっとおまぬけなところがいいんだよ」だって。ふーん。そうなの?
らいげつは、とうぶん「ペットクリニック」かよいをするちゃしろのおばちゃんのばんだよ。「じんぞうびょう」ようのカリカリをもらっていて、いつもすこしのこすよ。のこりをもらったら、けっこうおいしかったの。ボクにもときどきあれをくれるといいなぁっておもっているの。おしまい。