・・・高木によじのぼり、するすると伸びてと枝垂れるヤマイバラ。いい姿だ・・・
「たほいや」なるものをご存知の方はおられるだろうか。私は全くご存知なかった。少し前ネットでその話題を見かけて、なんじゃらほい?と思った。妙に間抜けた語感が気になって読んでみると、なんでも広辞苑を使って行うゲームで20年以上前にテレビの深夜枠で放映されていたとのこと。それが今年の2月に復活しニコ生(ニコニコ動画の生放送?)が流したらしい。Wikipediaにも「たほいや」はある。以下簡単な説明とルール。
●プレイ人数は、4〜7人程度
●必要な用具は、筆記用具、大きな辞書(普段使わないような言葉が多く収録されている辞書) 、チップ
●ゲーム内容
(1)親を決める。親は1人1回とする。
(2)親は辞書の中から誰も知らないと思われる単語を探し、それをひらがなで書いて他の人(子)に提示する。
(3)子は提示された言葉の意味を考えて書き出し、親に渡す。
(4)親は辞書に載っている正しい意味を含めた解答例を番号をつけて読み出す。
(5)子は読み上げられた解答のうち正しいと思われるものに1〜3枚のチップを賭ける。
(6)親は正解を発表し、精算する。
(7)全員が親を務めたら1ゲーム終了。
人数が揃わないとできないゲームだが、なかなかおもしろそうだと思った。どれだけ言葉を知っているかも問われるが、子がそれぞれ書く解答がたぶんおもしろいのだと思う。想像力の方向性は人それぞれなので、知らない言葉の意味の探り方もかなり人によって違うのではないだろうか。
Wikiに出ている例を見るとそれがよくわかる。お題は「おねげる」だ。子は4人でそれぞれ考えた答えを親に渡し、親が発表したのが以下の5つ。
(1)キク科の多年草
(2)フランス近代の作曲家
(3)礼を尽して依頼するこ
(4)神輿を担ぐ時の掛け声
(5)トルコ料理に使用されるスパイス
さて、正解はどれだ!?調べればすぐにわかるので書かないが、なかなか楽しそうではないか。ある程度人数がいるし、大きな辞書を持っている人がどれくらいいるかわからないので実際に自分が参加することはないと思うが、もしあったら楽しいだろうなぁと思う。
そういえば、中学校の時、地図帳を使ったゲームをやったことがある。同じ経験をしたことがある方は多いのではないだろうか。地図帳の見開きページの中から目立たない、わかりにくい地名を探し出して問題として出す、というやつ。すぐに見つけられたら残念だが、なかなか見つけられないと「ふふふ」と腹の中で笑える。単純だがけっこう飽きずにやったものだ。
単純な情報量や知識量を問うクイズ番組よりも、こんなゲームの方がユーモラスで楽しいと思うのだがどうだろう。ちなみに「たほいや」とは本来イノシシを追い込む小屋(遣小屋・やらいごや)のことらしい。これまたおもしろい。