おはよう。まめこなの。あいかわらずの、まめこなの。あいかわらず「びじん」だってゆわれているし、あいかわらず「ごきげんななめ」なまめこなの。
まめこはさいきん、たんすのうえの、くらーいところ(「やねうらべや」ってよばれてる)にひそんでいることがおおいの。いままでは、いすのうえにおかれた「ねこべっど」のなかにいて、うえから「もうふ」をかけてもらっていたけど、あるひとつぜん、そのばしょがいやになったの。でも、どこにいってもほかのねこがいるです。まめこは、ひとりでゆっくりできて、ひとりでゆっくりかわいがってもらいたいの。
だから、しかたなく、くらいところにいったです。でも、ここは、まえからおきにいりのばしょで、ときどきひそんでいたからだいじょうぶなの。ごはんのじかんになってもでていかないと、ごはんをそこまで「はいたつ」してくれるし。「いたれりつくせり」だって、すみごんがゆってたの。
でもね、ときどき、ダイスケがこっちをみあげてねらっているの。あいつはからだがおおきいから、のぼるのにちょっとてまどるけど、たまーにのぼってくるです。なんだってあいつは、まめこをおそうのかな。すみごんは、「あのね、まーちゃんのことがすきなんだよ、ほんとは」ってゆうけどさ、まめこはちがうとおもうです。
そんなこんなで「ごきげんななめ」なまいにちだけど、たべるものはしっかりたべているの。だから、けづやはピカピカだよ。たまになでてもらいたくてすみごんのところにいくと、「まーちゃん、あいかわらずびじんでつやつやだね」ってゆうもん。でも、まめこがなでてもらっていると、きまってダイスケがやってきて、すぐちかくでまめこをみはるんだよ。ちかづくとすみごんにしかられるから、すこしはなれたところで、まめこのことをじーーーってみているの。こっちくるな!しっ!しっ!
みかんもまめことおなじで、いままでくつろいでいたばしょがきゅうにいやになったらしいの。それで、すみごんのいすでねていることがおおくて、「みーくん、わるいけどどいて」なんてゆわれているの。それでも、すみごんのひざのうえにのったりしているよ。まめこよりおばーちゃんなのに、あまえんぼうになったみたいなの。
ふく・・・あいつはあいかわらずでかくて、あいかわらずよくたべているの。ごはんのじかんになると、すみごんのへやのどあをあけてさいそくするから、そのてんはえらいっておもっているの。これまでは、「けーじ」のうえでひるねしていることがおおかったけど、あつくなってきたら「かいだん」かすみごんのへやのまえでねていることがおおいんだって。へやのまえにいると、どあからかぜがはいってきてすずしいらしいの。かいだんもすずしいらしいけど、ふくがねているとすごくじゃまなんだって。そういわれても、へいきでどどーんとねているよ。
ねこは「あつさ」につよいってゆわれているみたいだけど、よわいこもいるみたいなの。まめこがきらいなダイスケはもともと「のらねこ」だったから、さむさにはつよくてあついのにはよわいみたいなの。これからはつらいきせつだよ。ざまーみろ、ってまめこはないしんおもっているです。でも、すみごんもあついのがにがてみたいで、2、3にちまえからぐったりしているの。まめこは「えあこん」がきらいなので、もっとあつくなったらますます「やねうらべや」にいることがおおくなりそうなの。
こないだ、ひさしぶりに「まぐろ」をたべたの。ほかのこたちは、「ささみ」と「まぐろ」のみっくすだったけど、まめこは「ささみ」がきらいなので「まぐろ」だけ。でも、いっぱいもらったから「だいまんぞく」だったの。これからは、1しゅうかんに1どは「まぐろまつり」をかいさいしてほしいとおもうです。
らいげつは、きのうひさびさに「うしろあしびろーん」をやって、すみごんをよろこばせた、ふくのばんなの。「びろーん」はゴンのとくいわざだったけど、ふくはでぶだから、ゴンみたいにかっこよくきまらないの。でも、すみごんがよろこぶから、もっと「びろーん」したほうがいいと、やさしいまめこはおもっているです。おしまい。