あなたにとって最も恐ろしい動物は?と聞かれたら、何と答えるだろうか。人によってけっこう違うと思う。毒を持っている生物を思い浮かべる人は、蛇とか蜘蛛とかサソリなどを挙げるかもしれない。力があって獰猛な生物であれば、グリズリーとかワニ、サメなどになろうか。
今朝の毎日新聞ニュースサイトによると、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が自身のブログで最も恐ろしい動物のランキングを発表したようだ(4月25日)。「最も恐ろしい」の基準は年間に何人の人間を殺したか、らしい。死因別の統計など参考にしたものだろうか。
それはともかく、ゲイツ氏によるランキング第一位はなんと「蚊」であった。世界中で蚊に殺された人間は年間75万人だという。蚊が様々な病気を媒介することはよく知られているが、世界三大感染症のひとつであるマラリアで年間に死亡した人は60万人以上だという。ゲイツ氏はマラリア対策の重要性をアピールしたかったようだが、私たちも「蚊」についてもう少し勉強しないといけないかもしれない。そろそろシーズンだし。
さて、第二位以下は、「人間」、「蛇」、「犬」である。犬は以外かもしれないが、かみ殺された人が多いというのではなく、噛まれたことにより狂犬病ウイルスに感染し死亡するケースが多いということ。日本ではあまり聞かないが狂犬病に罹患する人がいない国は世界でもかなり少ないらしい。小さな島国ののぞけば、日本とイギリスくらいということだ。
私はというと、最も恐ろしい動物はやはり「人間」だろうか。「蚊」には注意を払わねばならないが、あまり罪悪感を感じることなく駆除したり除けたりすることは可能だ。日本の「犬」はほとんど狂犬病の予防接種をしていると思うし噛まれるような状況はごく稀だと思う。「蛇」にしたって滅多に身近では見かけないし、たとえ遭遇したとしてもこちらが攻撃しなければ無闇に噛んだりしないような気がする。
とすると、駆除もできずいたるところにいる「人間」が怖い。最近は何を考えているのかわからない、とりたてて理由もなく人を殺したり傷つけたりする「人間」が珍しくなくなっている。動物たちの居場所を奪っているのも「人間」、戦争をして同類のみならず多くの種を殺しているのも「人間」。やはり「人間」が怖い。
*別のニュースで、「へびサミット」というイベントを知った。
*今年が第一回目らしいが、「大蛇みこし」は一度見てみたいものだ。
*ええー!6月からハガキの料金が上がるのねー!ひぃ〜