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松方コレクション

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秋らしい爽やかな風が吹いていた昨日、久しぶりに上野に行ってきた。滅多にいかない国立西洋美術館で開催されている「松方コレクション展」を見るために。

ポスターなどを見たりコマーシャルを見たりした方は多いと思う。日本人が大好きな印象派、中でも人気があるモネやゴッホの絵が採用され、混雑は予想されていた。が、この展覧会は6月に始まっているのだから、そろそろ落ち着いただろうと思っていた。結果はチケットを買うのに30待ち。待つのは嫌いだが、列も徐々に進みはじめているし・・・私としては珍しくおとなしく列に加わり順番を待った。

 

印象派・・・美術館でも百貨店でも印象派の絵が展示されれば人が集まる。それに反撥しているわけではないが、私は滅多なことでは印象派と呼ばれる画家たちの絵を見に行くことはない(もちろん例外はあって、ゴーギャンは見た)。嫌いだからというわけではなく、高校生から大学生にかけてかなり見てきたという経験がそうさせているのかもしれない。何度見てもいいものはいいわけだが、ちょっと食傷気味というか・・・

しかし、この度の展覧会はやはり見ておきたかった。というのは、絵そのものよりも私は松方幸次郎という人に興味があるからである。神戸の川崎造船所(現・川崎重工業)の総帥であり、事業を拡大しながら日本に国際的な美術館を造るために美術品を収集しまくった人物だ。このコレクションも第2次世界大戦を機に散逸し、一部は消失、一部はフランスのものとなり・・・日本人が買った絵画なのに日本にはないという事態に陥った。

戦後、敗戦国としてのみじめさから立ち直るため、国際的に認められる先進国になるため、吉田茂が動く。そして始まる松方コレクションの返還交渉。それを描いた小説「美しき愚か者たちのタブロー」(原田マハ)を以前から少しずつ読んでいるところだったから、この展覧会はやはり見ておくべきだと思った次第。

恥ずかしながらまだ読み終えておらず、交渉を任された田代なる人物(この人物は架空らしい)が、フランスの美術館をしきるジョルジュ・サルとの交渉に当るところまでは読んでいる。

サルは田代の旧友であり互いに信頼しつづけてきた盟友でもあった。が、交渉は思わぬ方向に向かう。返還ではなく寄贈というかたちをとるというフランスに態度に悔しさをにじませる田代。しかし実質をとるため妥協しようとすると、フランスが国内に置いておきたい(つまり寄贈できない)作品リストを見て青ざめる。松方コレクションの中心となるべきモネ、ゴッホ、ルノワールなどがそのリストに入っていたからだ。

 

それらの絵には田代自身も格別の思いでがあった。松方のアドバイザーとしてそれらの絵を買う現場に立ち会っていたから。モネの自宅まで松方とともに行ったこと、はじめてゴッホの絵を見た時ともに衝撃を受けた事・・・そういった思いで深い作品が寄贈リストに入っていない・・・交渉の場を離れて公園に行った田代はそこで偶然サルに出会い、リストからはずれているものの中から3点だけ、ぜひ寄贈リストの方にいれてほしいと頼む。それらはどうなったのか・・・以降はこれからのお楽しみになるわけだが、それらの絵が今回の展覧会に出品されているのがわかったから、とりあえず実物を見ておこうと思った。

結論から言うと、松方がモネの家を訪れたときモネが描いていて、松方が熱心に譲ってほしいと希望した「睡蓮、柳の反映」は行方不明になっていたものが2016年に発見され国立西洋美術館に寄贈された。しかし、相当傷んでおり、画布の上半分はなくなり残った下半分の傷みもひどかった。下半分は1年をかけて修復したが、損傷する前の状態からはほど遠かった。が、そこにまた発見が。2018年、戦前松方コレクションを撮影したガラス乾板が見つかったのだ(本展覧会でも展示されている)。そして、それに基づきデジタル推定復元したものが展覧会会場に展示されている。美しい絵であったことは間違いない。

 

ゴッホの「アルルの寝室」は現在パリのオルセー美術館所蔵になっているので還してもらえなかったのだろう。ルノワールの「アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)」は国立西洋美術館の所蔵になっているので還してもらえたことになる。うーん、ゴッホはだめでしたか。でも、ゴッホの白薔薇を描いた作品も展示されていて、とてもきれいだと思った。あの絵もいい絵だ。

 

松方幸次郎が建設しようとしていた美術館は、「共楽美術館」という名前になる予定であり松方一族の土地に建てられるはずだった。パリで松方のコレクションアドバイザーをしており画家でもあったフランク・ブラングィンによる構想俯瞰図もでき上がっていた。展示されている俯瞰図をみると中庭のあるたいそう立派な美術館であることがわかる。

どういう経緯かはわからないが、「共楽美術館」は建設されなかった。しかし、フランスから寄贈された松方コレクションを中心にした美術館が1959年に誕生する。それが国立西洋美術館だ。本館の設計は瑠・コルビジェ。世界遺産登録をめざすという話も数年前に耳にしたがどうなったのかな・・・それはともかく、松方コレクションあっての国立西洋美術館であることに変わりはない。

 

展覧会は会場内も激混みでいささかうんざりしたが、見たいものはしっかり見てきた。やはり行ってよかったと思っている。あとは「美しき・・・」をさっさと読み進めるだけ。読み終わったらまた記事にできたらと思っている。

 

19-0920デジタル推定復元された「睡蓮、柳の反映」

| - | 09:56 | comments(0) | - |
ロング・グッドバイ

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ひとつの事柄から別のことへ・・・連想を暴走させがちな私が今回やらかしたのは映画。先日マーロウのプリンを食べていたら、その店名の由来になっていると思われるフィリップ・マーロウのことを思いだし、30代のころ数冊チャンドラー作品を読んだことを思いだし、久しぶりに読んでみようかという気になった。

さっそく密林あたりをうろうろしていたら、原作はもとより映画のDVDが思いの他お安く販売されているのを発見。値段というよりも、そのパッケージデザインにほだされて注文。さっそく見てみた。

 

原作ははるか昔に読んだことがある。けっこうな長編だがすらすら読めたと記憶している。「ハードボイルド」という言葉はたしかチャンドラー作品から出てきたように思うが記憶が・・・(^^;) 文体がドライで客観的、簡潔。行動的でハードボイルドな(湿度を感じさせない、つまりドライで客観的、ある意味で冷たい)探偵が主人公になった小説分野が確立したようだ。

はるかかなたのことなので、もちろん(!)内容はほとんど覚えていない。映画ではエリオット・グールド演じるもじゃもじゃ頭のフィリップ・マーロウが友人の犯罪に巻き込まれながら真実を追い求めるといった物語で、1950年代の原作が70年代風にアレンジされている。マーロウの住まいの向かいには半裸でヨガに没頭する若い女性たちが住んでいるが、いかにも「ヒッピー」をイメージさせるし。

 

パッケージデザインにも猫がかっこよく出てきているが、映画冒頭にも猫が・・・。なんでも猫好きの間では有名らしいのだが私はまったっく知らなかった。茶トラの飼い猫が深夜空腹を訴えてマーロウを起こす。酔ったまま寝ていたのかマーロウは着の身着のままだ。それでも眠たそうに起きてキャットフードを探すがない。ありあわぜの(たぶん人間の食べ物)を猫の前に奥が目もくれない。文句を言いながらも、マーロウは自分の猫のお気に入りである“カレー印”のキャットフードを買いに車を走らせる。生憎品切れ。店員がすすめる他のブランドのものを買って帰るが猫は食べない・・・

勝手にしろ!と文句をいいつつ、猫がいなくなると向かいの女の子たちに「オレの猫みなかったかい?」などと聞く。マーロウは猫好き。好感度高し!(^.^)

 

あらすじを書くつもりはない。見れば分かるというものだし、調べれば分かる。フィリップ・マーロウという人物は映画人たちにとっても魅力的らしく(原作がヒットしたこともあるだろうが)、いろいろな俳優が演じている。その代表がハンフリー・ボガートで「三つ数えろ」でマーロウを演じ、その時のスタイルがマーロウイメージをつくったといっていいと思う。プリンのビーカーに印刷されている帽子をかぶったダンディなマーロウもボガート由来ではないだろうか。

エリオット・グールドのマーロウはそれと大きくかけ離れたイメージで、頭がもじゃもじゃ。決してダンディとは言い難い。が、独特の飄々とした感じがなかなかいいと思う。なんでも松田優作が探偵物語に出た時に参考にしたとか。常に煙草を吸っているのだが、いたるところでマッチに火をつけるのが印象的だった。

 

あとで小説の方のあらすじをざっと読んでみたら、映画はかなり脚色されていることが分かった。人間関係など大幅に違うところもあるようだ。映画は映画、原作は原作でそれぞれおもしろければいいと思っているので気にならないが、こうなったら原作を読まねば!

現在2冊を平行読みしているのだが、その間に割り込ませるか否か。うーん、迷うなぁ(^^;)

 

*全編をとおして様々なアレンジで流れるテーマ曲がいいのよー

| - | 16:08 | comments(0) | - |
にわかラグビーファンになってみようかな?

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先日も少し書いたが、ラグビーのワールドカップが目前に迫ってくるに従って試合を見たいと思うようになってきた。なつかしさもあるし、若いころルールひとつ知らずに見てもあれだけ面白かったスポーツが、60才を越えた目にどう映るのか、感動の仕方は違うのか、等々を知りたいのだ。

そこで、ラジオで紹介されていた入門書を買ってみた。「これさえ読めばなんとかなる ラグビーのルール超・初級編」。「なんとかなる」というのが気に入った(^^;) 熱心なファンでも何でもないので、「とりあえず」基本中の基本を知っておけばいいというスタンスの私にはぴったりだと思った。もっと知りたくなったらその時にもう少し詳しい本を読むなり調べるなりすればいい。最初は「なんとかなる」程度で十分。

 

内容はいたってシンプル。チーム構成、それぞれのポジションの役割、基本的なルール、反則の種類、それだけだ。それだけでも知っていればずいぶん違う。とくに背番号によってポジションが分かり、それぞれの役割が分かれば何も知らないよりずっと楽しいだろう。

フォワードとバックス。プロップ(背番号1と3)、フッカー(同2)、ロック(同4と5)、フランカー(同6と7)、ナンバー8(同8)、スクラムハーフ(同9)、スタンドオフ(同10)、ウイング(同11と14)、センター(同12と13)、フルバック(同15)。これだけ覚えるのも私にとってはそれほど簡単ではないのだが・・・(^^;) なんとか努力してみることにする。頭は使わなくちゃ。

 

次に準備すべきは試合を見る環境。できれば好きな時間に見たいので、Jスポーツのラグビーチャンネルのオンデマンド契約をすることにした。1ヶ月ごとの更新なので、ワールドカップが終ったら即解約。これはサイクルロードレースで何度もやっているので慣れたものなのだ。時間がある時は実況で見て、ないときはあとからみればいいので気楽だし。今日あたり契約しようかと思っている。

 

スポーツ観戦が趣味というわけではないが、サイクルロードレースと競馬とラグビーは見たいと思う。読書も少しずつ捗るようになってきたし、これで秋の楽しみもたっぷりというところかな?今日はまた夏並の気温だったが風はすでに秋。明日はぐっと気温が下がるらしい。少しずつ本格的な秋になってきている。

あとは体調をととのえるのみ!おいしいものも多いしね、秋は。

| - | 18:43 | comments(0) | - |
巷に雨の降るごとく

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・・・建った当初は「瀟洒な」なんて形容されたのかもね・・・

 

今日は朝から雨。関東地方に雨雲が停滞し、とくに千葉方面では激しい雨が予想され・・・なんていう予報を聞くにつけ、今回の台風災害で大きな被害を受けた人たちのことが心配になる。家に住めなくなった人、住んではいるが家の崩壊が懸念される人・・・1週間経過しても今日未明時点でまだ10万戸が停電しているというから、この台風被害は未曾有といっていいだろう。

私にも茂原市内に住む友人がいて、メールでの連絡がとれずに心配していた。住んでいる地域には水田も多く、豪雨ともなればその被害も考えらえた。しかし、こういう時は慌てて電話してもかえって迷惑になるかと思い控えていたのだが、数日経ってようやく通電したという連絡をもらった。

彼女のところは不幸中の幸いかガス、水道は使えたらしい。日常生活は多少不便ながらいつもどおり過ごせたようだが、家で仕事をしている人なのでデータの遣り取りなどには困っていたようだ。モバイルにも限界があるし。しかしなんとかしのいで今はいつもどおりの生活をしていると思う。ほっ。

 

このようなことがあると、マスコミや物見高い人たちはすぐに犯人探しをはじめる。国、県、電力会社の対応が遅過ぎたのは確かなことかもしれないし、責任を追及されてしかるべき組織や人はいるだろう。しかし、ここまでくると復旧作業の不手際だけを考えていてはいけないような気がする。

電柱の強度の問題、放置されている森林の問題、電気が停まった時の危機管理、等々総合的な視点から解決していこうとしないと、また同じようなことが起きるような気がする。なにせ、前代未聞のことがいつ起きてもおかしくない地球環境の中に私たちは暮しているのだから。

 

しかし、九州にしろ千葉にしろ、一度大きな被害を受けたところにまた大雨が降るというのは、なんとも残酷な話だ。しかし自然相手ではどうにもならない・・・また、千葉以外にも東京や神奈川で被害を受けている人たちがけっこういるのではないかと思う。私たちはまだそれを知らないだけなのではないか、と。農業や漁業など自然相手の仕事に就いている人たちもたいそう困っているだろう。

心配しているだけでは、祈っているだけでは何もならないのだが・・・などと思っていたら今日のタイトルのフレーズが頭に浮かんできた。たしか、ポール・ヴェルレーヌの有名な詩の冒頭部分。災害とななにも関係がないが、なんとなく気分的に・・・

 

*わが家の近くでは、まだセミが鳴いている。

*ツクツクボウシだけになっちゃったけど・・・

| - | 16:45 | comments(0) | - |
谷中逍遥

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・・・教えたいような教えるのは惜しいような。さて何の店でしょう・・・

 

久しぶりに谷千根エリアをぶらぶらした。都内でも比較的よく行く街だが、いつ行っても楽しい。知らないうちにどんどん新しい建物が建って、少しずつ変わっているのだろうけれど。どこの街でもそうだが、「らしさ」のようなものはいつまでも残っていてほしいというのが散策者の願いである。

 

知っているようで知らないところがたくさんある。当たり前のことなのだが、こんなところにこんな店が!というような発見がある街はいつでも魅力的だ。谷中といえば猫、なのだがここ数年だいぶ数が減ったような気がして淋しい。観光地として有名になるということはそういうことなのだろうが、夕焼けだんだんから猫の姿が消えたのは、やはり淋しい。

 

根津から日暮里駅に向かう途中、「乱歩°」で休憩。土曜日だったのでさすがに開店していたが、さほど混んでいなかった。あの谷中銀座の喧騒はどうしたことだろう。細い路地に入れば人影もなく、平日と変わらない街がそこにあった。

この店はごく普通の喫茶店だが雰囲気が好きで昔から何度も行っている。コーヒーがすごくおいしいとか、これが名物だとかいうものはないが、それでいい。くつろげる落ち着いた空間と雰囲気があれば、谷中散策の休憩地点としてぴったりだから。

 

日中はまだ暑さを感じるが、朝晩はめっきり秋めいてきた。9月も今日で折り返し。世の中は3連休が2回つづくということで行楽シーズンがはじまった感もあるが、私はいつもどおり気が向いたらふっと出かける暮らしを続ける予定。夏の疲れが微かに残る身体と、変わりやすいお天気とよくよく相談をしながら、今年の秋を楽しみたい。

 

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| - | 16:22 | comments(0) | - |
靴のこと

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このブログもかれこれ12年ほどやっているので、似たような話が何度か出てきていると思う。関心があるものであればあるほど話題にしたくなるが、結局書いている内容は似たようなものになってしまって・・・というようなこともある。が、それはまあ還暦すぎの個人ブログだからということでご勘弁を。

 

身に付けるものの中で一番興味があるのは靴、ということを以前書いたと思う。今でもそれは変わらない。若いころ靴ではかなり苦労したので、履き心地がいい靴でなければ買う気はしないが、かといってデザイン的に気に入らないものを快適性のみで選ぶこともできない。価格ももちろん重要だから、履きやすさーデザインー価格のバランスを考えながら選ぶことになる。けっこうこれが難しいんだなぁ。
といいつつ、会社勤めしているわけではないのでハイヒールを履く必要もなく、着るものももっぱらカジュアルなものばかりなのでだいたいのところは目処がつく。あれもこれもと目移りしなくなってからすでに久しい。

 

春から秋にかけて一番よく履くのはスニーカー。そこそこいろいろなメーカーのスニーカーを履いてきたが、一番履きやすいと思っているのがニューバランスだ。お気に入りのモデルは996。街に出ればネコも杓子も履いている996だが、そんなことは関係なし。気に入っているので、4足持っている(ブルー、ベージュ、バイオレット、グリーン)。クッション性がいいし、紐を甲のところでぐっと締めて結べばたくさん歩いてもほとんど足が疲れない。こういう靴の存在はたいへんありがたい。行動範囲が拡がるし。
もうひとつ、足に合うなと思うのがパトリックのスニーカー。だいぶ前に買ったものを履こうと思って出してみたら湿度のせいかボロボロになっていて悲しくなってしまった(T.T) たしか履きやすかったはずだと思って再度ゲット。今度のは真っ赤!赤いスニーカーなんて買うのははじめてだが、今年の春横浜で見た老夫婦の奥さんが赤いスニーカーを感じ良く履いていたのに影響されてしまった。赤は元気が出る色だしね!

 

スニーカーは11月くらいまでは履くと思う。気温にもよるが、足下が冷えるなと思いだしたらしばらくはお休み。翌年の3月くらいまでスニーカーは冬眠するのだ。かわりに登場するのがブーツで、最近はワラビーブーツをはじめとするショートブーツがメイン。厳寒期になるとムートンのロングブーツが活躍する。年々寒さには弱くなってきているので、今年あたり履きやすくて歩きやすいロングブーツが欲しいなぁと思うが、先ほどのバランス基準にかなうものはなかなかなくて。来月あたりになれば各メーカー秋冬商品が出そろうだろうから、少し注意してみてみることにする。

昔は足の裏に魚の目ができてなかなか治らなかった。角質を溶かす成分(サリチル酸?)がついた絆創膏のようなものを張り、柔らかくなったらハサミなどで切る、といった対処をしていたが治らず。皮膚科に通って似たような治療をしたがダメ。で、考え方を変えてみた。歩き方、靴選びを変えないと、と。


シューフィッターがいる靴屋をいくつか回り、自分の足についての認識がかなり間違っていたことを知り、足に合った靴の選び方、履きかたを指導してもらった。すべて完璧に実行したわけではないが、あれから10年以上経過した今、足の裏をみても魚の目もタコもなくなっている。すべすべよん!(^.^)
足は前身のツボが集まっているというし、全体重を支える部位でもあるのだから決しておろそかにはできないのである。これからも元気に歩きたいし(遊びたい、ともいう)靴選びは手抜きなしといきたい。

ところで、何故だかわからないが最近いろいろなところでHOSHINOという店の広告を見かける。とても美しい履ばかりでうっとりするが、オーダーメイドとあって手がでない(^^;) 名前が似ているホソノの靴はだいぶ前に何度か買ったことがあり今でも持っている。
はじめて行った時、足の計測や歩き方などを調べるのに1時間くらいかけるという徹底した店で、さすがに足に合うタイプをいくつか紹介してくれた。その時言われたのは、私の足は本来であればオーダーした方がいいということ。が、それはいかにも現実的ではないので、できるだけ合うものをということで選んだ。


HOSHINOの靴・・・確かに良さそうだが・・・一体どのようなご婦人が木型に約10万、靴本体に最低7.5万をさらりと出すのでしょうか。足に合うハイヒール、履き心地いいんだろうなぁ・・・としばし遠い目(^^;)

| - | 20:10 | comments(4) | - |
ハカ

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いよいよ・・・といってもファンでなければそうでもないのだろうが、今月20日からラグビーのワールドカップが始まる。友人にラグビーファンがいて、だいぶ前からチケットを買った話などを聞いていたので、私にとっては「いよいよ」なのだが。

 

私はファンでも何でもないのだが、かつて何度か試合を見に行って感動した思い出があるので、やはり少し気になっている。私がラグビーの試合をはじめて見たのは大学時代。仲良くなったMちゃんの高校時代の同級生がラグビーをやっていたとかで、彼を含めた数人で見に行ったのだった。チケットの手配から試合中の解説までいたれりつくせりの試合観戦で、目の前で繰り広げられる肉弾戦ともいうべき荒々しいスポーツに魅せられたものだった。学生選手権にしろ全国選手権(だったかな?学生代表と社会人代表の試合)、ラグビーシーズンは真冬で、千駄ケ谷の国立競技場で寒さをこらえて見たのを覚えている。
試合終了を「ノーサイド」と呼ぶことを知り、荒々しい試合のあとで互いをたたえあう選手たちの様子を見て若い私は単純に憧れ、感動していたのだろう。アメリカンフットボールのように防具をまったくつけない生身というのも好きになった理由のひとつだったかもしれない。考えようによっては非常に危険なスポーツで、だからこそ厳しいルールのもとに行われているのだろう。
また、あまりに激しくぶつかり合うので時々気を失い選手がいて、そんな時には必ず大きなやかんが登場するのだった。「魔法のやかん」と呼ばれ、それで選手の頭などに水をかける。すると、あら不思議選手はゆっくり起き上がるのだ。それを見るのも楽しみのひとつだったっけ。

 

当時私の大学はラグビー黄金期とでもいうべき時代で、老将K監督の元「重戦車」と呼ばれるチームで勝ち進んでいた。関東でのライバルは早稲田大学だったと思う。決勝戦も見にいったかもしれないが記憶が・・・(^^;) 海外のチームが来日した時もチケットをとってもらって見に行き、世界と日本の力の差はこれほどあるのか!とがく然としたものだった。印象的だったのは、ウェールズとオールブラックス。ウェールズは赤いユニフォームでたしか「赤い悪魔」と呼ばれていたと思う。オールブラックスも体格からして日本とは段違いで大人が子どもの相手をしているといった試合だった。

昨日だったか、ネットニュースでオールブラックスのキャンプ地である柏市の子どもたちが、オールブラックスのトレードマークでもある「ハカ」を披露したという記事を見かけた。動画を探してさっそく見てみた。微かな記憶が頭の中で揺らいだ。しかしはっきりしないので再度調べて選手たちのハカの動画を見て、ああ、これ見た事あった!と思いだした。学生時代に見ていたのだ。が、その時はなぜ試合前にあのようなことをするか知らず、また知ろうともしていなかったので忘れていたのだった。


ハカ(Haka)はニュージーランドのマリオ族の民族舞踊で、本来は戦いの前に自らの力を誇示し相手を威嚇するために踊られたものだったという。あらためて実際に見てみると(動画だが)、まさしくそんな感じで、相手チームの前で披露されるハカは迫力満点。ラグビーにおいては対戦を受け入れ対戦を望んでくれたチームへの敬意を表す意味があるというが、やはり威圧感は相当あるように思える。


ラグビーというとイギリスのラグビー校発祥のスポーツで、そうなるとどうしても洗練された紳士的なスピリットがあるというイメージを持ちがちだ。だから、ハカのプリミティブな力強さを目の当たりにすると当初はどこか戸惑いを感じたような気がする。しかし今それをあらためて見てみると、大きな男たちが荒々しく踊る姿はなかなかいい。ちょっと実際に見てみたくなってきた(^^;)

巷にはにわかラグビーファンも増えているようである。各チームのキャンプ地ではワールドカップを盛り上げるための様々なイベントが催され、マスコミで取上げられることも多くなってきた。私はテレビやラジオのニュースで試合結果を見ればいいと思っていたが、ちょっとルールくらい知っておこうかという気になってきた。試合も録画でいいからちょっと見たいような気がする。私の中での「第2のラグビーブーム」、はてさてやってくるのか!請うご期待?!

 

*千葉の友人宅は、昨日夜の時点でまだ停電中。

*家で仕事をしている人なので、大変だろうと思う。

*一日も早く復旧してほしい。

*隣接する市民の森の木もかなりダメージを受けている・・・

| - | 17:14 | comments(0) | - |
芭蕉布

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昨日、松濤美術館でやっている「美ら島からの染と織」を見てきた。この美術館に行くのは本当に久しぶりで、どうやら場所を勘違いしていて炎暑の中をかなり歩くことになってしまった。区立の美術館が移転することなどないと思いつつ、もしかして移転?などと思ってしまったが。単なる私の思い違いだった。あーあ。

 

沖縄の染め物といえば「紅型」。これについては数年前にサントリー美術館で開催された大規模な展覧会でたっぷり見ている。今回の展覧会にも古い紅型の衣装が出ていて、その複雑な文様と色彩の見事さに圧倒される思いがした。しかし、一番印象的だったのは、芭蕉布。蜻蛉の羽のように軽いと言われている芭蕉布の実物を目の前で見たのは、もしかしたらはじめてだったかもしれない。

芭蕉布の材料は糸芭蕉という植物。見た目はバナナに似ている。それを育てるところからはじめて、茎の部分を収穫し、裂き、糸にして染め、そして織る。こう書いてしまえば単純なのだが、それぞれの工程にはかなり繊細な技術と根気が必要で、織るところまでいくのにたいそうな時間がかかることを知った。

会場には人間国宝に認定されている平良敏子さんの作品がいくつか展示されており、設置されたモニターで喜如嘉で芭蕉布づくりを続ける平良さんの仕事を紹介するビデオが放映されていた。ひととおり見終わると、ため息が出た。これはたいそうな仕事だ、と。

 

植物の皮を剥いて細い糸にするだけでも大変な作業だ。茎の外側の比較的硬い部分、もう少し柔らかいところ、中心に近い最も柔らかい部分・・・それそれより分けて、違う目的に使用する。着尺(反物)にするのは一番柔らかいところで、それをまとめるところからはじまる工程は23あるという。根気だけでなく、芭蕉布づくりに対する思いがなければできない仕事だろう。

 

糸を撚ったり結んだり。織りながら常に糸を調整したり。ひどく目と指先を酷使する作業のように思えるが、それを90才をゆうに越えた平良さんが黙々とこなしていく。もはや身体の一部を使っての作業というよりも、身体全体で覚えた動物的な感覚でやっているのではないかと思えてくる。そして、その様子はどこか「祈り」に似ている、とも。

 

いかにも南国の海風に似あう芭蕉布。ふわりと身に付けて浜辺に立ってみたくなるような軽やかさと素朴さとぬくもり。いいものを見せてもらった。

 

*千葉県の台風被害が予想をはるかに越えているらしい。

*茂原市に友人がいて心配しているが、メール連絡がとれていない。

*一日も早い復旧を祈っている。

| - | 19:08 | comments(0) | - |
インスタ映え・・・ねぇ

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特別見たいとは思わないがついていれば見るテレビ。一日のうち見る時間は、のべにしても3時間以下だと思うが、それでも手を変え品を変えた「食べ歩き」番組がバカに多いような気がする。そういう番組だけでなく、一般的なトレンドを伝えるニュースなどを見ると若い女の子たちが「きゃー!かわいー!」と言いながら食べ物の写真を撮っていることが目に入る。

私はまだ食べた(飲んだ、か)ことがないが、タピオカドリンクが大ブームだそうでどこへ行ってもタピオカ、タピオカ、だ。長蛇の列をものともせず並ぶ根性は認めるが、はてさて彼女たちは本当に心から飲みたくて並んでいるのだろうか。飲み残しが入ったままの容器があちこちに落ちているという話を聞く度に情けなくなるが、食べ物を粗末にする人たちが増えているのは確かだと思う。

 

先日ネットでマツコデラックスがインスタ映えブームを一喝したという話を読んだ。あるテレビ番組で、スイーツバイキングに行っても残す人が多くなったという話になったらしい。なんでも、大量に並べたスイーツは食べるためというよりインスタ映えする写真を撮るためのもので、食べきれないものはさっさと残して帰ってしまう人が増えているというのだ。

そんな話を聞いたマツコは、「かわいいインスタあげてもお前はブスなんだからな!」「地に足をつけて生きろ!」と一喝したというのだ。番組を見ていない人間がニュースだけを読んで判断するのは危険だが、たぶん食べ物を粗末にすることに憤慨してのことだろう。ごくまっとうな考え方だと思う。

このマツコの毒舌ともいえる発言に共感する人も多く、写真を撮るために食べ物を粗末にすることへの違和感、反感はごく一部の人をのぞいて持っているものと思われる(思いたい)。食品ロスが社会問題になっている昨今、それに抗うというよりも無関心でいられるのもどうかと思うが、たぶんインスタ映え最重視の人たちは社会問題になどまったく興味もなく、目の前の「かわいい」の方が大事なのだろう。ずっとそのままでいられるわけでもあるまいに。

 

以前も紹介したことがあったような気もするが、ネット上には「インスタ映え」を皮肉った「インスタバエ」なるキャラクターが存在する。「インスタバエ」は「ハエ目インシタバエ科の昆虫」で、「10〜20代女性に寄生し、多くの感染症を媒介する衛生害虫として近年深刻な問題になっている」とのこと。「話題のスイーツやスタバの新作を好む」らしい(^^;)

食べ物を提供する側も商魂たくましく「インスタ映え」を狙った商品を次から次へと売り出す。「インスタバエ」に感染した連中はそのきれいな(時にはけばけばした)色とかたちに誘われて吸い寄せられるようにそれらを買い、まず写真を撮り、食べたり飲んだりして時には残してポイ!やれやれ・・・

 

食べ物の写真を撮ることは別にかまわないと思う。周囲の雰囲気を見ることは必要だが、記録として、あるいは記念として撮るのはもはやごく日常的な行為となっているし。が、それが主目的になってしまい食べ物を粗末にするのは・・・やはりよろしくないでしょうなぁ。完食したくてもできないことが多い私は、いつも後ろめたさのようなものを持ちつつ食べ物と付きあっている。だから余計にそう思うのかもしれないが。

| - | 08:01 | comments(2) | - |
嵐のあとで

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台風15号が過ぎ去った。ここ数年、かなり被害がでそうだと伝えられていた割には気抜けするようなことが多かったから、余計に今回の台風の威力には驚かされるものがあった。たぶん、ここに引っ越してきて以来(15〜6年前以来)一番激しい台風だったのではないだろうか。

わが家は南に市民の森、北は遮るものが何もない斜面、つまり北斜面に建つマンション。南風が強いと森の木々がざわめき、風が止んだ時には木々の葉やら小枝やらがそこいらじゅうに散乱する。台風シーズンは夏から秋にかけてなので、いわゆるドングリの類いの木の葉が多く、まだ緑色のドングリもパラパラと落ちている。ベランダに吹き寄せられてつもった葉の始末も面倒だが、共用スペースの掃除をする管理人さんたちはたいへん。まだ湿った葉は箒では集めにくく、かといって乾ききってしまえばはがしにくく、朝からずっと掃除をしつづけていた。

北側は見晴らしがいいことこの上なく、私の部屋の窓からは少し離れた街の高層マンション、かつて友人が何人か住んでいた団地、通っていた中学校の体育館の屋根、等々を見下ろすことができる。大好きな風景で一日何度もベランダに立って外を見渡している。今目の前にあるのは久々に見たような気がする夕焼けの街。ブルーグレーの雲とばら色の雲が微妙に混ざり合ってとてもきれいだ。

 

今日一番驚いたのは、南側の道(駅方面から市民の森に通じている細い道)にゴミ箱が落ちていたこと。みそのゴミ箱は南側と北側をつなぐ階段の中間地点くらいにある郵便受けエリアに置いてあるもので、南側まで飛ばされたとなると20段近い階段の上を飛んでいったことになる。北東の風がよほど強かったのか。強い風が一気に集まって大きなプラスティックのゴミ箱を吹き飛ばしたのかと思うと、風の恐ろしさをあらためて知る思いがする。蓋は割れ、中に入っていたとおぼしきチラシ類は道に散乱していた。あな、おそろし。

 

用事があって横浜まで行こうとしたら、最寄り駅で入場制限をしているらしく人が溢れ、長蛇の列ができていた。普段10時ころならあまり人がいないことが多いのに。しかもすでに気温は35度近い。あっさりあきらめて引き返してきた。こんなこともここに住むようになってはじめてだ。

駅に向かう途中、公園の脇を通ったら大きなバラの枝が落ちていた。枝というより株元からボキッと折れて飛ばされた感じ。枝の太さは直径2センチくらいあり、全体の長さはゆうに1メートルは越えていただろう。どこかの庭にう植えられていたものが風に負けて飛ばされてしまったのか・・・ドングリもたくさん落ちていて、あまり見る機会のないクヌギを少し持ち帰ってきた。

 

各地の台風被害が盛んに伝えられている。自然を相手にすると人間は非力であることを、こういう機会に思い知るのだが、そういう意味で台風は必要なのかもしれないとも思う。人間はともするとなんでも完全にコントロールできると錯覚しがちだから。奢り高ぶっていると、そのうち自然から手痛いしっぺ返しを受けるに違いないのに。

明日も猛暑とか。もうそろそろ、これで終りにしてくれるとありがたい。気圧の変化と暑さには滅法弱いもので・・・

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